フランスのコレクターたちに、現代アートに対する思いとその視点を聞く連載の第2回目。今回は、夫は医師、妻は美術教師というコレクター夫妻の登場です。
■Profile
医師と教師の夫妻。若い才能を追い求め、世界中のギャラリーを精力的に巡っている。
A.私は外科医です。妻はアートを教えています。
A.アート収集は夫婦共通の関心事だからです。
私は今54歳ですが、20代の頃からアートの収集をしています。
また、妻が美術の学校で働いていることもあり、夫婦で一緒にアート収集をしています。
A.世界中の若手アーティストです。
有名な作家の作品は非常に高価です。私は、世界中のアートフェアやギャラリーで若いアーティストを追いかけ、より優れたアーティストを発掘するほうが良いと思っています。
たとえお金があったとしても、高価な作品を買うことより、むしろ若手アーティストの作品の資質に触れることのほうが、よほど楽しいと思います。
■「フレンチ・ウィンドウ展」に出展した所属作品
Tatiana Trouvé
Untitled, from the series Remanence
2008
Collection: Alex and Greta Vanden Berghe, Belgium
Courtesy: Johann König Gallery, Berlin
Photo: Watanabe Osamu
<関連リンク>
・フレンチ・ウィンドウ展 魅力的なコレクターたちをご紹介します。
File01. ジェローム&エマニュエル・ノワルモン夫妻
File02. アレックス&グレタ・ファンデン・ベルグ夫妻
File03. ミシェル・ポワトヴァン
File04. ジル・フックス
・「フレンチ・ウィンドウ展 アーティストに聞きました。「あなたにとって、マルセル・デュシャンとは?」
File01. マチュー・メルシエ
File02. ピエール・アルドゥヴァン
File03. トーマス・ヒルシュホーン
File04. カミーユ・アンロ
File05. クロード・クロスキー
File06. ヴァレリー・ベラン
File07. フィリップ・マヨー
・「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」・森美術館flickr(フリッカー)
展示風景「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」
展示風景「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」(2)
展示風景「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」(3)