2011年7月14日(木)

フレンチ・ウィンドウ展 アーティストに聞きました。「あなたにとって、マルセル・デュシャンとは?」 ~File04. カミーユ・アンロ

コレクターのアートに対する真摯な姿勢に感銘を受けるというカミーユ・アンロ。アーティストに4つの質問をぶつけて、マルセル・デュシャンやコレクターの存在について聞いた今回の連載も第5回目。女性アーティストには、彼らの存在はどう映るのでしょうか?

【file.04】カミーユ・アンロ


Photo: Jennifer Westjohn

■Profile
1978年パリ生まれ。パリで活動中。近年の主な展覧会に、2008年「新しい世界2」ボルドー美術館(個展、フランス)、2009年「彼女たち@ポンピドゥー・センター」ポンピドゥー・センター 国立近代美術館(パリ)、2010年「パースペクティヴ」エスパス ルイ・ヴィトン(個展、パリ)などがある。

Q.あなたにとってマルセル・デュシャンとは?
A.姉のような存在です。

Q.マルセル・デュシャン賞が制作活動やキャリアに与えた影響は?
A.いくつかの制作を、想定していたより早く実現できました。

Q.アートコレクターの存在が制作活動やキャリアに与えた影響は?
A.コレクターの方々からのサポートによって、作品制作に関わる多くの事柄が、ぐっと簡単になりました。コレクターがイベントを企画し、単に自分達の為に作品を買うこと以上に、真摯な態度でアートに関わることは、すばらしいことだと思います。

Q.現代のマルセル・デュシャンといえるのは誰?
A.カラヴァッジォ
 


■「フレンチ・ウィンドウ展」に出展した主な作品


《Tevau》
2010
Courtesy: the Artist and the kamel mennour, Paris
Photo: Charles DupratPrivate collection


 

<関連リンク>

・フレンチ・ウィンドウ展 アーティストに聞きました。「あなたにとって、マルセル・デュシャンとは?」
File01. マチュー・メルシエ
File02. ピエール・アルドゥヴァン
File03. トーマス・ヒルシュホーン
File04. カミーユ・アンロ
File05. クロード・クロスキー
File06. ヴァレリー・ベラン
File07. フィリップ・マヨー

「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」

・森美術館flickr(フリッカー)
展示風景「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」
展示風景「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」(2)

森美術館公式ブログは、森美術館公式ウェブサイトの利用条件に準じます。