本展に出展しているアーティストにアンケートを実施。彼らのアーティストライフに、マルセル・デュシャンやコレクターの存在が及ぼした影響を、4つの質問から探ってみました。第2回は、デュシャンを精神的な祖父のような存在だと言うピエール・アルドゥヴァンからの回答です。
■Profile
1955年クレスト生まれ。モントルイユで活動中。近年の主な展覧会に、2006年「アートの力」グラン・パレ(パリ)、2007年「第9回リヨン・ビエンナーレ」(フランス)、2009年「マルセル」ラウル・デュフィ《電気の精》展示室、パリ市立近代美術館(個展)などがある。
A.輝きを失わない非常にスピリチュアルな祖父のような存在です。
A.マルセル・デュシャン賞によって、私の作品は非常に認知されるようになりましたが、それによってさらに誤解されるようにもなりました。
A.コレクター達が作品を購入してくれるおかげで、私は制作を続けることができます。
A.それは未知の作家ですね。
■「フレンチ・ウィンドウ展」に出展した主な作品
《ELEPHANT MAN》
2008
Courtesy: Galerie Chez Valentin, Paris
Photo: Watanabe Osamu
Photo Courtesy: Mori Art Museum
©ADAGP, Paris SPDA, Tokyo, 2011
<関連リンク>
・フレンチ・ウィンドウ展 アーティストに聞きました。「あなたにとって、マルセル・デュシャンとは?」
File01. マチュー・メルシエ
File02. ピエール・アルドゥヴァン
File03. トーマス・ヒルシュホーン
File04. カミーユ・アンロ
File05. クロード・クロスキー
File06. ヴァレリー・ベラン
File07. フィリップ・マヨー
・「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」
・森美術館flickr(フリッカー)
展示風景「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」
展示風景「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」(2)