本展に出展しているアーティストに、4つの質問を通してマルセル・デュシャンやコレクターの存在が及ぼした影響を聞きました。今回、回答を紹介するのは本展に《A Flat World》を出展しているクロード・クロスキー。影響を受けるだけでなく、アートでコレクターに影響を与えたいとクロスキーは言います。
Photo: Jean-Baptiste Mondino
■Profile
1963年パリ生まれ。パリで活動中。近年の主な展覧会に、2001年「第49回ベネツィア・ビエンナーレ」、2006年「クロード・クロスキーに出合う」ポンピドゥー・センター 国立近代美術館(個展、パリ)、2008年「8002-9891」ヴァル・ド・マルヌ現代美術館(MAC/VAL)(個展、ヴィトリー=シュル=セーヌ、フランス)などがある。
A.マルセル・デュシャンはいつまでもマルセル・デュシャンであるでしょう。
A.良い意味で影響がありました。
A.彼らには非常に感謝をしています。
A.反対に、アートがコレクターの生活や、おそらくコレクター自身のキャリアに影響を与えることを願っています。
STURTEVANT
Photo: Sturtevant and galerie Thaddaeus Ropac, Paris
■「フレンチ・ウィンドウ展」に出展した主な作品
《A Flat World》
2011
Courtesy: Galerie Laurent Godin, Paris and Galerie Mehdi Chouakri, Berlin
Photo: Watanabe Osamu
Photo Courtesy: Mori Art Museum
<関連リンク>
・フレンチ・ウィンドウ展 アーティストに聞きました。「あなたにとって、マルセル・デュシャンとは?」
File01. マチュー・メルシエ
File02. ピエール・アルドゥヴァン
File03. トーマス・ヒルシュホーン
File04. カミーユ・アンロ
File05. クロード・クロスキー
File06. ヴァレリー・ベラン
File07. フィリップ・マヨー
・「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」
・森美術館flickr(フリッカー)
展示風景「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」
展示風景「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」(2)