人口約6億人。多民族、多言語、多宗教の東南アジア地域ではダイナミックで多様な文化が育まれてきました。経済発展が目覚ましい近年、その現代アートの動向にも世界中から大きな注目が集まっています。「天気雨」を意味する展覧会タイトル「サンシャワー」は、東南アジア地域では頻繁にみられる気象現象であり、紆余曲折の歴史を経てきた同地域を表すメタファーでもあります。本展は、時代の潮流と変動を背景に発展した東南アジアにおける1980年代以降の現代アートを、9つの異なる視点から紹介する、史上最大規模の展覧会です。どこか懐かしく、まったく新しい東南アジアの姿―私たちの固定観念を覆す、ダイナミズムに満ち溢れるその息づかいを体感してください。
リー・ウェン (b.1957) シンガポール
《奇妙な果実》
2003年
Cプリント
42×59.4 cm(各、12点組)
作家蔵
ASEAN設立50周年記念
サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで
主催 | 国立新美術館、森美術館、国際交流基金アジアセンター |
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共催 | 朝日新聞社、東京新聞、日本経済新聞社、毎日新聞社、読売新聞社、NHK |
後援 | 外務省、インドネシア共和国大使館、カンボジア王国大使館、シンガポール共和国大使館、タイ王国大使館、フィリピン共和国大使館、ブルネイ・ダルサラーム国大使館、ベトナム社会主義共和国大使館、マレーシア大使館、ミャンマー連邦共和国大使館、ラオス人民民主共和国大使館 |
協賛 | 株式会社大林組、トランスコスモス株式会社、WEARNES、住友商事株式会社 |
協力 | 全日本空輸株式会社、タイ国際航空、シャンパーニュ ポメリー |
Patrons | Tan Leon, Yaw Chee Ming, Jim Thompson Art Center, DC Collection Thailand, Museum of Modern and Contemporary Art in Nusantara (Museum MACAN), anonymous |
企画 | 【国立新美術館】米田尚輝(研究員)、喜田小百合(アソシエイト・フェロー)、武笠由以子(研究補佐員)、南 雄介(愛知県美術館館長/国立新美術館前副館長) 【森美術館】 片岡真実(チーフ・キュレーター)、徳山拓一(アソシエイト・キュレーター)、熊倉晴子(アシスタント・キュレーター)、荒木夏実(キュレーター)、近藤健一(キュレーター)、椿 玲子(キュレーター) 【東南アジア インディペンデント・キュレーター】 マーヴ・エスピナ(アーティスト、フィリピン)、オン・ジョリーン(マレーシア)、グレース・サンボー(インドネシア)、ヴェラ・メイ(シンガポール) |
巡回 | 福岡アジア美術館 2017年11月3日(金・祝)~12月25日(月) |