記録集
本展は、走泥社の日本陶芸史における重要性を、結成当時の活動を中心に、資料や作品を通して検証しました。実験的な試みとして、本展の共同企画者でもある現代美術作家の中村裕太が、現代陶芸にみられる「造形の変遷」をインスタレーション作品として表現しました。本記録集は、展示した走泥社の作家達の作品写真、本展の展示風景、本展企画者のエッセイなどを掲載し、充実した内容の一冊となっています。
目次
イントロダクション
序章:現代陶芸のはじまりに
第一章:京焼という伝統の中で
第二章:五条坂の共同体
第三章:造形の変遷と革新
第四章:京阪神の前衛
第五章:オブジェ焼き
年表
エッセイ:「土の柔らかいうちに」中村裕太(アーティスト、京都精華大学芸術学部特任講師)
エッセイ:「現代陶芸の『曖昧さ』について」德山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)
トークセッション:「土で表現すること」
ワークショップ:「土、作らない事から土あそび」
サイズ:A4(29.7×21 cm)
ページ数:64ページ
言語:日英バイリンガル
価格:1,100円(税込)
制作・発行:森美術館
販売場所:森美術館ミュージアムショップ
お問い合わせ:Tel:03-6406-6118