全8セクションで構成されている本展。その内容を全4回の連載でご紹介します。第1回は、導入部分となるセクション1&2。ウォーホルの自画像や商業デザイナー時代の作品から、ウォーホルの人物像に迫ります。
セクション 1.
アンディ・ウォーホルのポートレイト:ウォーホルとは何者なのか?
体が弱く内向的だったという少年時代や商業デザイナーとして活躍した時期から、アーティストとして成功を収め87年に他界するまで、ウォーホルのポートレイト写真や、肖像画は多数残されており、その中で見せる彼の姿は多種多様です。本展の冒頭では幼年期から晩年までのウォーホルのポートレイトを一堂に展示します。
セクション 2.
1950年代:商業デザイナーとしての成功
ウォーホルは1949年に大学を卒業し、生まれ故郷のピッツバーグからニューヨークに出て広告業界で仕事を始めました。ファッション誌『ヴォーグ』『グラマー』や、シューズ・メーカーの広告のイラストレーションを手掛け、たちまち商業デザイナーとして成功を収めます。当時、ウォーホルが多用したドローイング技法「ブロッテド・ライン」(しみつきの線)は、反復や転写による複数生産を可能にし、その後のシルクスクリーン作品の原点となりました。
本展のみどころはこちらのページでもご紹介しています。ぜひご覧ください!
http://www.mori.art.museum/contents/andy_warhol/highlight/index.html
<関連リンク>
・森美術館10周年記念展「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」
会期:2014年2月1日(土)-5月6日(火・休)
「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」を大解剖!
・セクション紹介(1)
・セクション紹介(2)
・セクション紹介(3)
・セクション紹介(4)