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2025年度企画展スケジュールが決定!

2024.7.31(水)

森美術館は2025年度、2つの展覧会「藤本壮介展」と「六本木クロッシング2025展」を開催します。

藤本壮介展
会期:2025年7月2日(水)~11月9日(日)

藤本壮介(1971年、北海道生まれ)は東京とパリ、深圳に設計事務所を構え、個人住宅から大学、商業施設、ホテル、複合施設まで、世界各地でさまざまプロジェクトを展開しています。《武蔵野美術大学美術館・図書館》(2010年、東京)を手掛けた後、近年では集合住宅《ラルブル・ブラン(白い樹)》(2019年、フランス、モンペリエ)や音楽複合施設《ハンガリー音楽の家》(2021年、ブダペスト)など、高い評価を得たプロジェクトを次々と完成させ、現在は、「2025年大阪・関西万博」の会場デザインプロデューサーを担当するなど、いま、最も注目される日本の建築家の一人です。
本展は、藤本にとって初の大規模な回顧展となります。活動初期から世界各地で現在進行中のプロジェクトまで主要作品を多数紹介し、四半世紀にわたる建築家としての歩みや建築的特徴、思想を概観します。また、模型や設計図面、記録写真に加えて原寸大模型やインスタレーションなども展示に含まれ、藤本建築のエッセンスを視覚的にも空間的にも体験できる現代美術館ならではの建築展となる予定です。

藤本壮介《ラルブル・ブラン(白い樹)》
藤本壮介
《ラルブル・ブラン(白い樹)》
2019年
フランス、モンペリエ
撮影:イワン・バーン

六本木クロッシング2025展
会期:2025年12月3日(水)~2026年4月5日(日)

「六本木クロッシング」は、森美術館が3年に一度、日本のアートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として2004年から開催しているシリーズ展です。森美術館のキュレーターが数名のゲスト・キュレーターと共同で企画し、複数の視点の交差によって日本のアーティストを選出します。既に国際的な活躍が目覚ましいベテランから今後の活躍が期待される新進気鋭の若手まで、また、現代美術のみならず、建築、ファッション、デザインなど、他ジャンルのクリエイターを紹介してきたことも、創造活動の交差点(クロッシング)となる展覧会を目指した本シリーズの特徴です。
シリーズ8回目となる本展では、アジアを拠点にグローバルなアートシーンで活躍するキュレーターたちと協働し、国際的な視点から日本のアートを捉えます。多文化主義が進んできた一方で、様々な軋轢や分断に直面する現代において、アーティストたちの活動も影響を受け、変化し、そして、新たな表現を生み出しています。日本のアートの今、そしてそれがより大きな文脈の中でどのような意義を持っているのかを改めて検証します。

「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館(東京)2022-2023年
展示風景:「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」森美術館(東京)2022-2023年
撮影:木奥惠三
※参考図版

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