2010年6月10日(木)

宇治野宗輝も参加!J-WAVEとコラボイベント開催


作品解説をする宇治野宗輝さん(左)とクリス智子さん(右)

「アートピクニック」は、「アートを身近に感じてほしい!」というコンセプトのもと、J-WAVEの人気番組「BOOM TOWN」と森美術館とのコラボレーションイベントとして展覧会ごとに開催しています。毎回さまざまな工夫を凝らして実施していますが、今回「六本木クロッシング2010展」では、どんな「ピクニック」になったのでしょうか。

5月18日(火)の夜、閉館後の森美術館にて、イベントはスタートしました。本展を担当している、森美術館アソシエイト・キュレーターの近藤による解説を聞きながら、番組ナビゲーターのクリス智子さんと一緒に、参加者は展覧会を回りました。

参加者のみなさんの注目を集めた作品のひとつは、相川勝さんのインスタレーション《CDs》。一見すると普通のCDショップのようですが、CDのジャケットはどれも手描きで、有名ミュージシャンのものを相川さんが肉筆で複製しています。ラジオ番組のリスナーの皆さんだけに、音楽には詳しい方も多く、相川さんの歌声が入ったCDを興味津々で試聴していました。

ツアーの半ば、宇治野宗輝さんの作品の前では、なんとご本人が登場。近藤からの紹介の後、宇治野さんによるトークと実演が行われました。出展作品《THE BALLAD OF EXTENDED BACKYARD》は、日用品などの中古品を利用して作られたサウンド・スカルプチャーです。テレビにタンス、コタツ、自動車などからビートの利いた音が流れています。普段は全てタイマーで音を出しているのですが、今回は特別なツアーのため、説明ごとに宇治野さんがそれぞれの音を出してくれました。


宇治野さんの作品(左)

トークの後には、参加者から宇治野さんに色々な質問が寄せられました。「(「中古品」として)作品に使うのに、ダメだった家電はありましたか」との問いに、「コーヒーのグラインダーです」。また、展示している車は宇治野さんが実際乗っていた車だった、というこぼれ話も。クリスさんも参加された方々も、普段は聞けない裏話に熱心に耳を傾けていました。

今回の展示室の出口では、最も気に入ったアーティスト一組を選んで投票することもできます。みなさんはどの方に投票されのでしょうか??一番票の多いアーティストには、「オーディエンス賞」としてプライズが渡されます。

また他に、森美術館館長や森美術館理事会メンバーが選考する「MAM(マム) 賞」、クロスジャンルで活躍する審査員が選考する「特別賞」があり、発表は6/13(日)に行います。「オーディエンス賞」の投票は6月9日(日)まで。ぜひ多くの投票をお待ちしています!

終始和やかな雰囲気の中、イベントは終了しました。このアートピクニックの模様は、「BOOM TOWN」のブログでも紹介されています。こちらもぜひチェックしてださい。

※『アートピクニック』は、J-WAVE「BOOM TOWN」のリスナーと、森美術館のメンバーシップ・プログラム「MAMC」の会員だけが参加できる特別 なイベントです。毎回たくさんの方が参加を希望されるため、応募抽選を行っています。

<関連リンク>
J-wave Boom Town  blog 
森美術館のメンバーシップ・プログラム「MAMC」
メンバー募集中!
「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」
会期:2010年3月20日(土)~7月4日(日)

カテゴリー:03.活動レポート
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