「シアスター・ゲイツ展」鑑賞のポイント1:セクション「神聖な空間」
2024.6.24(月)
森美術館で現在開催中の「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」。展覧会をご覧いただくときのポイントを、ウェブ連載(全5回)にてご紹介します。
「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」は「神聖な空間」と名付けられたセクションからスタートします。
シアスター・ゲイツにとって、音楽や儀礼、詩、そして彫刻や陶芸を創作することはスピリチュアルな行為であり、神聖なものに触れる手段でもあります。ゲイツはこれまでも、詩的な作品を通じて、人々が集い、美を感じることができる教会や寺院のような空間を作ってきたことで、高い評価を受けてきました。
本セクションには、ゲイツ本人の祭壇に飾られているかのような作品群に加えて、彼が尊敬する作り手や影響を受けてきたアーティスト達の作品を展示しており、空間全体が作家自身にとっての「美の神殿」をイメージした、ひとつのインスタレーションになっています。
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
撮影:来田 猛
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