出展作家
会田 誠、Chim↑Pom
本展では、カラスという身近な鳥を主題とした、会田誠とChim↑Pomの作品をご紹介します。カラスは、吉兆を示す鳥あるいは太陽の象徴として世界中の多くの神話に登場する一方、腐肉食や黒い羽毛が死を連想させることから、悪や不吉の象徴としても繰り返し描かれてきました。会田の作品は、惨事の後を思わせるディストピア的な風景が、屏風絵という日本の伝統的な様式のもとに描かれています。Chim↑Pomの作品では、メンバーのエリイが、バイクの後部座席にまたがり、カラスのはく製と録音したカラスの鳴き声が流れるスピーカーを持って都内の様々な場所を訪れます。会田誠とChim↑Pomはどちらも、独自の観点、手法を用いて社会的、政治的な問題に切り込んでゆくことで知られています。カラスという共通した題材をもとに制作された両アーティストの作品は、我々の生きる社会を異なる視点から観察する好機を与えてくれるでしょう。
作品

《電信柱、カラス、その他》
2012-2013年
六曲一隻/アクリル絵具、キャンバス、パネル
360 × 1,020 cm
展示風景:「MAMコレクション008:会田 誠とChim↑Pomのカラス」森美術館(東京)2018-2019年
撮影:木奥惠三

《電信柱、カラス、その他》
2012-2013年
六曲一隻/アクリル絵具、キャンバス、パネル
360 × 1020 cm
展示風景:「MAMコレクション008:会田 誠とChim↑Pomのカラス」森美術館(東京)2018-2019年
撮影:木奥惠三

《電信柱、カラス、その他》(部分)
2012-2013年
六曲一隻/アクリル絵具、キャンバス、パネル
360 × 1,020 cm
展示風景:「会田誠展:天才でごめんなさい」森美術館(東京)2012-2013年
撮影:渡邉 修

《電信柱、カラス、その他》(部分)
2012-2013年
六曲一隻/アクリル絵具、キャンバス、パネル
360 × 1,020 cm
展示風景:「会田誠展:天才でごめんなさい」森美術館(東京)2012-2013年
撮影:渡邉 修

《電信柱、カラス、その他》(部分)
2012-2013年
六曲一隻/アクリル絵具、キャンバス、パネル
360 × 1,020 cm
展示風景:「会田誠展:天才でごめんなさい」森美術館(東京)2012-2013年
撮影:渡邉 修

《電信柱、カラス、その他》(部分)
2012-2013年
六曲一隻/アクリル絵具、キャンバス、パネル
360 × 1,020 cm
展示風景:「会田誠展:天才でごめんなさい」森美術館(東京)2012-2013年
撮影:渡邉 修

《BLACK OF DEATH》
2007年
ラムダプリント、ビデオ
117.5 x 78.5 cm、9分13秒

《BLACK OF DEATH》
2007年
ラムダプリント、ビデオ
117.5 x 78.5 cm、9分13秒
展示風景:「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」森美術館(東京)2010年
撮影:木奥恵三

《BLACK OF DEATH》
2007年
ラムダプリント、ビデオ
117.5 x 78.5 cm、9分13秒

《BLACK OF DEATH》
2007年
ラムダプリント、ビデオ
117.5 x 78.5 cm、9分13秒
展示風景:「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」森美術館(東京)2010年
撮影:木奥恵三