天動説が主流であり、望遠鏡のない時代、レオナルド・ダ・ヴィンチがすでに天文学に興味を抱いていたことを、本展に出展されるアトランティコ手稿から知ることができます。アトランティコ手稿を所蔵するアンブロジアーナ図書館・絵画館のアルベルト・ロッカ氏にその来歴について伺うとともに、科学の貴重な初版本を所蔵し、研究する金沢工業大学ライブラリーセンターの竺覚暁氏を迎え、宇宙科学が発達する以前の宇宙観について語り合います。
出展アーティストが、展示室内で自作と宇宙との関係性について語ります。
※本プログラムは当初のご案内から会場・定員数が変更になりました。ご確認の上お申し込みください。
「宇宙と芸術展」のメイン・ヴィジュアル《ザ・クローラー》を制作した世界的なアーティスト、トム・サックスによるアーティストトーク&作品上映会を急きょ開催決定!トム・サックスが、自身の活動と宇宙との関係性や出展作品について語り、長編映像作品《A Space Program(ア・スペース・プログラム)》(2014年)を上映します。
【タイムスケジュール】
20:00-20:45 | :アーティストトーク開始 |
20:50-22:00 | :《A Space Program》(2014年、約70分)上映 |
22:00 | :終了 |
※映像作品は全篇英語となります。日本語字幕が付いておりませんので、あらかじめご了承の上お申し込みください。
→日本語字幕付き映像の上映が可能になりました。
宇宙時代に突入した現代、人と宇宙の関係は大きく変化しています。これにより、宇宙とはなにか、芸術とはなにかという問いにも新たな視点が求められてくることでしょう。人はどのように宇宙を認識し、芸術はどのように変貌していくのでしょうか。宇宙工学、天文学の専門家、アーティストを迎え、本展をそれぞれの視点から読み解きます。
仏教の世界観を描いた曼荼羅図は、宇宙の真理を表わすとも言われます。仏教絵画史の専門家である泉武夫氏、空海から現代アートまで造詣の深い篠原資明氏を迎え、お話をうかがうと共に、そのミニマルな作品が現代の曼荼羅を想わせる向山喜章氏、神秘思想などを自身の体験に基づいて表現する前田征紀氏を交え、時代を超えて人の心に宿る宇宙観と芸術について語り合います。
夜の森美術館を貸し切り、「宇宙と芸術展」を美術館スタッフと一緒に鑑賞して、星に関する専門家から話を聞いたあと、森タワーの屋上スカイデッキから星空を観察します。夜のミュージアムで、宇宙のふしぎと芸術について想いをはせてみませんか?
「宇宙と芸術展」を鑑賞して、月のクレーターや土星のリングも見える本格派天体望遠鏡をつくります。組み立てから使い方、星空の見どころまでを天文の専門家がわかりやすく教えます。
人々を惹きつけ、魅了してきた宇宙。その影響は、科学技術の進歩だけでなく、アートや宗教など様々なフィールドに及んでいます。人々が憧れ、見上げる存在だった宇宙は、今やそこへ行くことが可能な時代になりました。「宇宙と芸術展」の紹介も交えながら、宇宙のフロンティアに挑み続ける探査を通じ、なぜ人々は宇宙を目指すのか、宇宙の「今」に迫ります。
夜の美術館で、本展の出展作品に向き合い、宇宙への想いを膨らませながら、アートと音楽への旅に出かけませんか。現代音楽の作曲家、湯浅譲二にとって音や時間、宇宙空間の探究は、その実験的な音楽活動の核心でした。イメージと音と宇宙のつながりを探る予想外のアプローチで、実際に楽器に触れながら、未知の体験をお楽しみください。
「宇宙と芸術展」がアカデミーヒルズとコラボ!2回シリーズでセミナーを開催します。子どもの頃から知っている物語の宇宙観や死生観、地球と月と生命誕生の秘密、ビジネスにも通じる宇宙開発の話といった、大人が聞いて新たな発見・気付きのあるテーマをお送りします。
第1回 かぐや姫は宇宙人なのか?~月を見て地球を知ろう~
第2回 宇宙エレベーターで旅する未来~星新一賞受賞者が語る、宇宙開発の最前線~
「宇宙」「地球」「月」、そして「人間」と「生と死」。見えないもの、わからないことを、人々はどのように文学や科学で表現、認識し、また謎を解き明かそうとしてきたのでしょうか。そこに共通点はあるのでしょうか。
シリーズ第1回は、平安時代の物語の研究者である小嶋菜温子氏が、『竹取物語』等古典の宇宙観、死生観について語ります。また、宇宙に行くよりも難しいといわれる地球深部の謎を探り、生命の誕生について解き明かそうとする研究の第一人者である東京工業大学 地球生命研究所所長、廣瀬敬氏に、地球と月からわかる生命の誕生についてお話をうかがいます。
ガンダムや銀河英雄伝説などの作品にも登場してきた夢の乗り物、宇宙エレベーター。カーボンナノチューブという素材の登場により、SFの世界ではなく、実現への光が見え始めています。シリーズ第2回では、前半で宇宙エレベーターの研究者であり、宇宙エレベーターを題材にした作品で、文学賞「第3回星新一賞」を受賞した佐藤実氏が宇宙旅行の最新コンセプトを語ります。後半では、宇宙エレベーター協会技術開発委員長フェローの青木義男氏が、宇宙開発技術とビジネスの最前線を紹介します。
本展担当キュレーターが、展示室内でツアー形式のトークを行います。
森美術館スタッフが、展示室内でツアー形式のトークを行います。
森美術館スタッフが、展示室内でツアー形式のトークを行います。
0歳から6歳のお子さまと一緒に、森美術館へ出かけませんか?開館前の美術館を貸し切り、小さなお子さまと安心してご鑑賞いただけます。現在妊娠中のプレママもご参加いただけます。ご家族との週末の楽しみに、子どもたちとの交流に、子育ての情報交換に、「宇宙と芸術展」を楽しみながらそれぞれにお過ごしください。
※ベビーカーや抱っこひもで赤ちゃんと一緒に自由にご鑑賞ください。
※9:35、9:55より、美術館スタッフが展示室内でいくつかの作品をご紹介します。参加をご希望の方は展示室入口にお集まりください。
※10:00より一般のお客様も入館します。ご了承ください。
視覚に障がいがある方を対象とした、スタッフとの対話を通して作品を楽しむツアーです。
本プログラムは見える見えないにかかわらず、どなたでもご参加いただけます。
手話と言葉で展覧会を楽しむツアーです。手話をお使いにならない方も気軽にご参加ください。
イメージ写真:手話ツアー風景
(「ゴー・ビトゥイーンズ展」2014年)
撮影:御厨慎一郎
展覧会の紹介とともに、アートと子どもたちの学びについて先生と美術館スタッフがディスカッションします。中世の天文学資料から現代アートまで幅広く紹介する本展から、どのような好奇心を育むことができるでしょうか。図工や美術のみならず、他教科の先生もぜひご参加ください。
イメージ写真:学校と美術館のためのプログラム風景
(「ディン・Q・レ展」2015年)
撮影:御厨慎一郎
作品鑑賞を子どもたちや学生たちの学びに取り入れてみませんか?
授業などの一環として展覧会をご覧いただくツアーです。希望日の4週間前までに下記へお問い合わせください。事前に先生とご相談のうえ、日程や内容を決定します。
注意事項:
※会場混雑やスケジュール等の事情により、ご希望に沿えない場合もあります。ご了承ください。
※館内には昼食をとる場所はありません。
紙に線を書くだけで電気回路になる不思議なペン。紙の上で回路をつなぎながら、実際の星図をもとにLEDライトで新しいオリジナルの星座を夜空に光らせてみよう。あなたの星座にストーリーも作って夜には天体観察に出かけてみては?展覧会紹介のほか、天文学普及プロジェクト「天プラ」代表高梨直紘さんから星座の成り立ちや、本展に展示されている天文図などの解説もあります。
キッズワークショップ事務局(11:00~19:00[日・祝除く])
電話:03-3591-9666
「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」のMAMCナイトは、本展覧会に作品を出展しているチームラボの代表猪子寿之氏をゲストに開催いたします。もちろん、担当キュレーターによるギャラリーツアーもございます。是非ご参加ください。
「MAMC」は、森美術館(MORI ART MUSEUM)と、現代(CONTEMPORARY)美術を、よりお楽しみいただくためのメンバーシップ。
※出演者は予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。
森美術館 パブリックプログラム(月-金 11:00-17:00)
電話: 03-6406-6101(直通)/Eメール:ppevent-mam@mori.co.jp