8つのポイントでウォーホルのすべてを知る
マリリン・モンローやエリザベス・テイラーなどを描いた「スターの肖像」シリーズ、
代表作ともなった《キャンベル・スープ》や《花》のシリーズ、ジョン・F・ケネディ大統領夫人の
ジャクリーン・ケネディを扱ったシリーズなど、ウォーホルの代名詞ともいえる名作の数々を展示します。
1970~80年代の「ビジネス・アート時代」に制作されたマイケル・ジャクソン、ミック・ジャガー、モハメド・アリ、坂本龍一らをモチーフとしたシルクスクリーン作品のほか、マドンナ、シルベスター・スタローンなど世界中のトップ・セレブリティをウォーホル自らが撮影した貴重なスナップショットも多数出品されます。
1950年代に、「ブロッテド・ライン」(しみつきの線)といわれるドローイング技法で人気を集めたウォーホル。『ヴォーグ』、『ハーパース・バザー』、『グラマー』といった有名ファッション誌や商品広告のイラストレーターとして成功を収めた時代の貴重な作品の数々を展示します。
木にプリントを施し、洗剤の「ブリロ」、ケチャップの「ハインツ」などの、大量生産された日用品の段ボール箱を本物そっくりに再現した彫刻作品。芸術の境界線を揺さぶるような、ポップ・アートを代表する作品の数々が出品されます。
1963年から数多くの実験映像作品を制作したウォーホル。本展では、ニューヨークのエンパイア・ステート・ビルを長時間にわたって定点撮影した代表作《エンパイア》をはじめ、日本未公開作を含む約25本を、多数のスクリーンを使ってダイナミックに上映します。
キャリア晩年には、ジャン=ミシェル・バスキアやキース・へリングといった著名アーティストとの共同制作を盛んに行ったウォーホル。本展では、バスキアとのコラボレーション作品に焦点を当てます。
アンダーグラウンド・カルチャー・シーンの拠点としても重要だったウォーホルのスタジオ、通称「ファクトリー」。本展では、ニューヨークの東47丁目231番地に位置し、内部が銀色のアルミホイルで装飾されたことから「シルバー・ファクトリー」と呼ばれたスタジオの一部を、ほぼ原寸大で再現します。
ウォーホルは私的な書簡、書籍や雑誌、贈り物など、毎日の生活で目にするあらゆるものを「タイム・カプセル」と称したダンボール箱に保管していました。本展では、なかでも1974年の来日を機に収集された、日本に関連する品々に焦点をあて、約300点を展示します。