うつろ舟
江戸時代に発行された『弘賢随筆』、『漂流記集』、当時の号外のような存在であった『瓦版刷物』はすべて、1803年(享和3年)に起こったとされる不思議な事件について書かれています(本展では複製を展示)。
その事件とは、常陸国(現在の茨城県)の海岸に、現在のUFO(未確認飛行物体)とよく似た「うつろ舟」が漂着したというもので、舟の中には見知らぬ文字が書かれており、美しい女がひとり乗っていたと言います。果たしてこれらの資料は、江戸時代の日本にUFOが飛来したことを示す証拠なのでしょうか? 答えは未だ、謎のままです。
万寿堂『小笠原越中守知行所着舟』(「漂流記集」より)
江戸時代後期(19世紀)/書籍/約26×77cm/所蔵:西尾市岩瀬文庫、愛知
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