2014年12月18日(木)

MAMCナイト「リー・ミンウェイとその関係展」
スペシャルギャラリーツアー 宮津大輔×片岡真実 フォトレポート

今年最後となるMAMC個人メンバー限定イベント「MAMCナイト」を、2014年11月25日(火)に開催しました。アートコレクターの宮津大輔さんをお招きし、森美術館チーフ・キュレーターの片岡真実とともに、「リー・ミンウェイとその関係展」のスペシャルギャラリーツアーを実施しました。


宮津大輔さん(右)を招いて行われたスペシャルギャラリーツアー

宮津大輔さんは、会社員でありながらアートコレクターとして活動されているサラリーマンコレクターです。台北ではご自身のコレクション展が開催されるなど、現代アートに大変精通しており、トークでは独自の展覧会の見方や、作品に対する想いなど、興味深いお話をたくさん披露してくれました。


スペシャルギャラリーツアーの様子

ギャラリーツアーでは、旧知の仲である2人だけに、なかなか話が尽きず、メンバーのみなさんも頷いたり、メモを取るなど、2人の話に真剣に耳を傾けていました。結局、予定の1時間を大幅にオーバーする盛り上がりとなりました。


《ひろがる花園》を囲みながら、メンバーのみなさんはトークに真剣に耳を傾けています。


《布の追想》の箱を手に解説する片岡真実(左)

また、今回は《プロジェクト・繕う》、《プロジェクト・リビングルーム》、《ソニック・ブロッサム》の参加型のプロジェクトも、MAMCナイト中に特別に開催されました。
プロジェクトに参加された皆さん、感想やコメントを募集していますので、ぜひこちらの記事を参考にご投稿ください。


《プロジェクト・繕う》では、お客様が持込んだ布をホスト役がお話しながら繕います。


メンバーのみなさんにお持ちいただいたアイテムは作品の一部となり、会期中展示されます。


歌い手からシューベルトの歌曲を贈られる《ソニック・ブロッサム》も特別に披露。

なかでも《プロジェクト・リビングルーム》では、展覧会会期中にボランティアとしてもお手伝いいただいているMAMCメンバーの3名がホスト役を勤めてくださいました。リビングルームがメンバー同士の交流の場となり、「関係」が広がる一夜となりなした。


22時の閉館間際まで、楽しいお話は続きました。


ホストを担当した間島美弥子さん(左)、東孝彦さん(中)、間島康仁さん(右)。ご協力ありがとうございました。

2015年1月5日から森美術館が一時閉館となるため、次回の「MAMCナイト」は、美術館から飛び出したイベントを企画中です。どうぞお楽しみに!

文:今村亜希子(森美術館マーケティンググループ)
撮影:御厨慎一郎


展覧会のタイトルウォールの前で記念撮影。宮津大輔さん(左)と片岡真実(右)

【宮津 大輔(みやつ だいすけ)プロフィール】
アート・コレクター、京都造形芸術大学客員教授
1963年東京都出身。都内の企業に勤めながら、収集したコレクションやアーティストと共同で建設した自宅が、国内外で広く紹介される。2011年7~9月、MOCA TAIPEI(台湾・台北)で大規模なコレクション展が開催される。文化庁「現代美術の海外発信に関する検討会議」委員、‶WONDER SEEDS"(トーキョーワンダーサイト)2010~14年審査員等を歴任。著書に『現代アート経済学』(光文社新書)、『現代アートを買おう!』(集英社新書/中国・金城出版/台湾・Uni Books)等。
https://www.facebook.com/DaisukeMiyatsu.Collector
 

<関連リンク>

MAMCメンバーシップ

「リー・ミンウェイとその関係展:
参加するアート―見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる」

会期:2014年9月20日(土)-2015年1月4日(日)

MAMCメンバー限定イベント
「ヨコハマトリエンナーレ2014特別観賞ツアー」フォトレポート

MAMCメンバー限定イベントMAMCナイト
「梅佳代×荒木夏実 スペシャル対談」フォトレポート

カテゴリー:05.メンバーシップ
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