加藤翼さんは、巨大な木製の構造物を屋外に設置し、取り付けたロープを使い大勢で引き倒すというプロジェクトを、大学在学中から一貫して行っています。「六本木クロッシング2010展」では、今まで制作を手伝ってくれた人たちと、 東京都立六本木高等学校の先生方や生徒のみなさんと共に引き倒しを行った映像を作品にし、実際の構造物と共に展示し ます。
その展示作品の制作の風景を、森美術館flickr（フリッカー） にアップしました。ブログではその一部をご紹介します。
制作が行われた2月15日（月）は、あいにくの寒さと曇り空。森美術館に近隣の都立六本木高校のご協力のもと、校庭を会場に準備は早朝から始まりました。
午前9時半、何もない校庭にパネルが運ばれ、構造物が組み立てられます。「T」の文字に見えます。アルファベットをモチーフにしているそうで、今回は、本年の大学院修了制作作品《Tsubasa Thanks Tokyogeidai 2010》に基づいているそうです。
加藤さん（赤いジャンパー）の指示で着々と建っていきます。
撮影：木奥恵三
午後1時、構造物設置完成。激しい雨が降りました。
撮影：木奥恵三
午後4時。強い雨の中、六本木高校の学生や先生方やボランティアのみなさんが雨がっぱを着て校庭に集まり、構造体から出ている紐を持ちます。いよいよ引き倒しです。どうなるのでしょうか？
続きは「六本木クロッシング2010展」の会場でチェックしてください。また、森美術館flickrではその他の写真もアップしています。
＜関連リンク＞
・「六本木クロッシング2010展」
会期：2010年3月20日（土）～7月4日（日）
