子どもたちの言葉で作品解説
子どもたちはこの展覧会をどのように見るのでしょうか。本プロジェクトでは、ワークショップを通して子どもたちがお気に入りの作品、おすすめの作品を選んで自分たちの言葉で作品のキャプション(解説ラベル)を作り、その一部を展示室に掲示します。子どもたちが作品を見て、語って、説明するという美術体験を行なうと同時に、子どもたちが作ったキャプションを見た大人たちが、子どもの視点を通して展覧会を鑑賞することが本プロジェクトの目的です。先入観のない子どもの視点は、大人たちの見方に思わぬ変化や広がりをもたらしてくれるかもしれません。下記の申込制のワークショップを実施するほか、学校プログラムも展開します。子どもキャプションの掲出は、7月下旬からを予定しています。
展覧会を見て、みんなでおしゃべりして、おすすめの作品の解説を作ります
「子どもキャプション・ワークショップ」
会場:森美術館展示室内
対象:小学生
定員:30名(要予約、抽選)
料金:無料(要展覧会チケット)
企画協力:特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協力:ボンポワン
お申し込み: | 終了いたしました |
※申込締め切り:6月4日(水) ※抽選結果は6月5日(木)-6月7日(土)に、メールにてご連絡します。 |
本展をより深く楽しんでいただくために、世界各国の子どもをテーマにした選りすぐりの映画7本を4日間にわけて上映します。第2回、第4回上映会開催後には、アフタートークを開催します。
上映プログラムを開催する会場は、展覧会会場内となります。映像上映のため、会場の照明などの環境を整えますが、映像によっては、字幕が見づらいなどの状況が予想されます。また、他のお客様が会場後方を通行されるなど、映画上映専用の会場ではないことをあらかじめご了承ください。
第1回
(イラン・フランス/2007年/81分)
監督:ハナ・マフマルバフ
言語:ダリー語(日本語字幕)
イランの名監督モフセン・マフマルバフの末娘ハナの長編初監督作。アフガニスタンの中部、タリバンによって仏像が破壊されたバーミヤンを舞台に、6歳の女の子バクタイのささやかな冒険が描かれる。未来へ向かう子どもの力を感じると共に、戦争や教育について考えさせられる。
日時:2014年6月17日(火) 19:00-20:45(開場:18:30)
会場:森美術館展示室内
定員:60名(要予約)
料金:無料
お申し込み:終了いたしました
*閉館後のプログラムとなりますので、展覧会はご鑑賞いただけません。
「子供の情景」
© Makhmalbaf Film House-Wild Bunch
第2回
(韓国/2006年/131分)
監督:金 明俊[キム・ミョンジュン]
言語:朝鮮語(日本語字幕)
北海道朝鮮初中高学級学校に通う子どもたちと教師を追ったドキュメンタリー。「ウリハッキョ」とは「私たちの学校」を意味する。教師と生徒の強い絆や子どもを民族学校に通わせる親の思いが描かれる。2006年釜山国際映画祭のドキュメンタリー部門最優秀賞受賞。
日時:2014年7月5日(土) 13:00-15:20
(日本/2013年/87分)
監督:西倉めぐみ、高木ララ
言語:日本語(英語字幕)
日本人と外国人の間に生まれる「ハーフ」と呼ばれる人たちに焦点を当て、背景や国籍、年齢もばらばらな5組のハーフたちの本音に迫る。自身もハーフである女性監督2人によるドキュメンタリー。
日時:2014年7月5日(土) 15:40-17:10
映画「ハーフ」出演者のお2人に、日本における「ハーフ」の現状について、当事者としての経験を踏まえてお話しいただきます。
出演: | 須本エドワード(ミックスルーツ・ジャパン代表)、矢野デイビット(シンガーソングライター、自立支援団体Enijeプロジェクト・リーダー) |
モデレーター:荒木夏実(森美術館キュレーター)
日時:2014年7月5日(土)17:30-18:30
日時:2014年7月5日(土)13:00-18:30(開場:12:30)
会場:森美術館展示室内
定員:60名(要予約)
料金:無料(要展覧会チケット)
お申し込み:終了いたしました
お申し込みは締め切りましたが、アフタートークのみ追加申込を受け付けます:終了いたしました
第3回
(フランス・イタリア/2006年/99分)
監督:ジュリー・ガヴラス
言語:フランス語(日本語字幕)
パリで何不自由ないブルジョア的な暮らしをしていた9歳の少女アンナ。70年代の反体制の機運の中、突如として共産主義に目覚めた両親のせいで、生活は一変する。その理不尽さに怒るアンナの心境と当時の社会状況をユーモアを交えて描く。
日時:2014年7月29日(火) 19:00-20:45(開場:18:30)
会場:森美術館展示室内
定員:60名(要予約)
料金:無料
お申し込み:終了いたしました
*閉館後のプログラムとなりますので、展覧会はご鑑賞いただけません。
「ぜんぶ、フィデルのせい」
© 2006 Gaumont-Les Films du Worso-France 3 Cinema
第4回
(アメリカ/2004年/85分)
監督:ロス・カウフマン、ザナ・ブリスキ
言語:ベンガル語、英語(日本語字幕)
インド・カルカッタの売春窟で生まれ育った子どもたちがカメラを通して変わっていく様子を描いたドキュメンタリー。写真家のザナ・ブリスキは、子どもたちにカメラを与えて写真を教え、様々なチャンスを与えようと奔走する。2005年のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞。
日時:2014年8月9日(土)13:00-14:25
お申し込み:終了いたしました
(日本/2001年/80分)
監督:野中真理子
言語:日本語
埼玉県桶川市のいなほ保育園の子どもたちを5年間記録したドキュメンタリー。毎日泥だらけになりながら、自然に囲まれてたくましく育つ子どもの成長を描く。都会ではなかなか見られない、ワイルドな園の方針が興味深い。
日時:2014年8月9日(土)14:45-16:05
お申し込み:終了いたしました
(フランス、ベルギー、韓国、スイス/2012年/75分)
監督:ユン、ローラン・ボワロー
言語:フランス語(日本語字幕)
韓国系ベルギー人のマンガ家として活躍するユン監督の半生を描く。朝鮮戦争後20万人を超える韓国人の子どもが国際養子縁組によって祖国を離れた。その一人であるユンの葛藤の物語を、彼のマンガを元にしたアニメーションと実写映像を組み合わせて構成。第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞。
日時:2014年8月9日(土)16:25-17:40
お申し込み:終了いたしました
「はちみつ色のユン」に描かれる国際養子縁組は、日本ではあまりなじみがありません。記者として朝日新聞GLOBEで2011年に「養子という選択」を特集して以来、国内外の養子縁組について継続的に取材している後藤絵里氏を迎えてお話を伺います。
出演:後藤絵里(朝日新聞GLOBE編集部記者)
モデレーター:荒木夏実(森美術館キュレーター)
日時:2014年8月9日(土)18:00-19:00
日時:2014年8月9日(土)13:00-19:00(開場:12:30)
会場:森美術館展示室内
定員:60名(要予約)
料金:無料(要展覧会チケット)
お申し込み:終了いたしました
お申し込みは締め切りましたが、アフタートークのみ追加申込を受け付けます:終了いたしました
*当日は、お申し込みをされたお客様に優先してお席をご案内します。それぞれの映画の上映開始時間までにご着席ください。上映開始後は、キャンセル待ちをされているお客様にお席をご案内する場合があります。ご了承ください。