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冬休み企画:「ルイーズ・ブルジョワ展」を読み解くためのおすすめ本#2

2025.1.7(火)

「ルイーズ・ブルジョワ展」の鑑賞のヒントとなる本を2冊、ご紹介します。
寒い日はあたたかくして、家のなかで読書を楽しんではいかがでしょうか。
アートや文学に対する理解を深めることで、ルイーズ・ブルジョワの作品のさらなる一面を発見してみてください。
ご紹介している本は、森美術館ショップ 53でもお取り扱い中です。

『時間についての十二章: 哲学における時間の問題』内山 節
3,080円(税込)

著者の内山節は、1970年代から東京と群馬県上野村との二拠点生活を送り、里山での暮らしや釣りの経験を通して、存在論、労働論、自然哲学などを探求してきた哲学者です。
本書では「時間」について論じ、都市と里山における時間の違いや、効率と生産性を重視する近代の時間観念に対する批評を展開しています。
内山の「循環的な時間」や「伝統的な時間意識」といった概念を理解することで、均質で一定な「時計で計る時間」に疑問を抱き、より豊かな仕事や生活を考えるきっかけを与えてくれるでしょう。

(森美術館キュレーター 德山拓一)

『時間についての十二章: 哲学における時間の問題』

『そだつのをやめる』青柳菜摘
2,750円(税込)

アーティストとして活動する青柳菜摘さんの詩集『そだつのをやめる』をご紹介します。
虫や身近な人、植物などから見た時間の経過や感情をシンプルな言葉で表現し、読むたびに異なる映像が読者の中に浮かび上がる、言葉に迷いながら、言葉が立体化するような作品です。ブルジョワも多くの詩を残しています。この冬、本書とブルジョワの詩に触れ、言葉が織り成すユニークな世界をぜひ感じてみてください。

(森美術館ショップ 江口小百合)

『そだつのをやめる』

『時間についての十二章: 哲学における時間の問題』内山 節
3,080円(税込)

『時間についての十二章: 哲学における時間の問題』

著者の内山節は、1970年代から東京と群馬県上野村との二拠点生活を送り、里山での暮らしや釣りの経験を通して、存在論、労働論、自然哲学などを探求してきた哲学者です。
本書では「時間」について論じ、都市と里山における時間の違いや、効率と生産性を重視する近代の時間観念に対する批評を展開しています。
内山の「循環的な時間」や「伝統的な時間意識」といった概念を理解することで、均質で一定な「時計で計る時間」に疑問を抱き、より豊かな仕事や生活を考えるきっかけを与えてくれるでしょう。

(森美術館キュレーター 德山拓一)

『そだつのをやめる』青柳菜摘
2,750円(税込)

『そだつのをやめる』

アーティストとして活動する青柳菜摘さんの詩集『そだつのをやめる』をご紹介します。
虫や身近な人、植物などから見た時間の経過や感情をシンプルな言葉で表現し、読むたびに異なる映像が読者の中に浮かび上がる、言葉に迷いながら、言葉が立体化するような作品です。ブルジョワも多くの詩を残しています。この冬、本書とブルジョワの詩に触れ、言葉が織り成すユニークな世界をぜひ感じてみてください。

(森美術館ショップ 江口小百合)

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