「シアスター・ゲイツ展」ユース・アンバサダーが制作!音声作品解説のこだわりポイント
2024.8.22(木)
13歳から22歳を対象にした、学校でも家庭でもない場所で現代アートについて考えるプログラム「アート・キャンプ for under 22」。「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」では、参加者が展覧会のユース・アンバサダーとなり、4つのグループに分かれて、出品作を自分の言葉で紹介する音声作品解説を制作しました。
各グループが制作時に工夫した点、こだわった点をご紹介します。
グループ1:《7つの歌》2022年
https://vimeo.com/977995116/6f2023ecd4
メンバー:かんな、ともや、みゅうぜ
制作したこの音声作品解説を作るにあたって、聞く人が不自然に感じることがないように、自然さを意識して台本や音声を収録することに苦労しつつ何度も台本を書き直しました。また、音声作品解説と展示する場の雰囲気がマッチするようにコンセプトを考えることにも時間がかかり、メンバーとのディスカッションを何度も繰り返しました。この音声解説は、現代アートにあまり興味のない人にも《7つの歌》という作品を楽しく理解してもらえるよう、私たちが最初にこの作品を見て思った「わからない」を大切にし、鑑賞者視点となるように意識しました。
この音声解説を聞いた方には、より現代アートを身近に感じ、一見どのような意図やストーリーがあるのか分かりにくい作品の鑑賞方法の一助になれば幸いです。
グループ2:《小出芳弘コレクション》1941-2022年
https://vimeo.com/977994663/2167c956e6
メンバー:きょうこ、はると、はるな
私たちは、展示を見ている時に近くで話している人たちの会話が耳に入ってくるような設定で音声作品解説を作りました。美術鑑賞というと堅苦しくて難しいようなイメージを持つ人が多いと思いますが、作品の楽しみ方に決まりはなく、自由であっていいと私たちは思います。そのため、友達同士で作品について質問などをし合いながら、ざっくばらんに話すという形の音声解説を作りました。これは《小出芳弘コレクション》の解説となっていますが、第二部の「ブラック・ライブラリー&ブラック・スペース」のことにも触れているので、そことの共通点についても考えてみると面白いかもしれません。最後に聞いているみなさんに対して問いかけをしたので、私たちの解説にとらわれず、ぜひ、自由に作品について思いを馳せてみてください!
グループ3:《小出芳弘コレクション》1941-2022年
https://vimeo.com/977995443/0ef90aa7f0
メンバー:あん、こなつ、ぜん、もも
こんにちは!ユース・アンバサダーのグループ3です!今回は、「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」の魅力を皆さんにお届けするため、特別な音声作品解説を作成しました!
この解説は、私たちユース・アンバサダーが4回にわたる活動を通じて、シアスター・ゲイツの作品と真剣に向き合い、美術館スタッフと共にその歴史的、社会的、文化的な背景を深く学びながら取り組んだものです。
気軽にわかりやすく聞けるよう、作品の奥深い魅力を友だちと楽しむような対話形式でお伝えしてみました。
音声収録には特に心を込め、皆さんがその解説に聞き入る瞬間を思い浮かべながら、一言一言を大切に収録しました。私たちの解説を通して、作品の新たな側面に気づき、より深い感動を味わっていただければ幸いです。ぜひ、QRコードをスキャンして、この特別な音声ガイドをお楽しみください。美術館での鑑賞が一層豊かになること間違いなしです!
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
グループ4:《ハウスバーグ》2018/2024年&《みんなで酒を飲もう》2024年
https://vimeo.com/977995303/5c6b50b196
メンバー:かほ、しほ、なおき、ゆうこ
私たちグループ4の音声ガイドの見どころはこちら!
①グループメンバー4人の掛け合いが楽しめる💕
②分かりやすい言葉遣い📣
③じっくり見る人に向けて作られた構成👀
④仲良い空気感🤝
です!
みんなで取り上げる作品を決めて、直観的にどういう印象を受けたのか、じっくり見たとき何に気づいたのかなどを話し合い🗣、時には絵🖼を描きながら文章を考えました🧐
原稿📃を4人で考える時に特に注意したことは、柔らかく分かりやすい言葉選びです。
また、録音🎙の本番ではみんなでなるべくハキハキと喋ることを意識しました。
ぜひ森美術館で私たちの音声ガイドを聞いてください🎧
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