「シアスター・ゲイツ展」鑑賞のポイント2:《ヘブンリー・コード》
2024.7.1(月)
《ヘブンリー・コード》は、ハモンドオルガンB-3と7個のレスリースピーカーで構成されたインスタレーション作品です。ハモンドB-3は1930年代から、パイプオルガンの代替楽器として、特に米国の黒人教会やゴスペル音楽で広く使われてきました。本作が会場内に創り出す黒人音楽の世界観こそが、ゲイツの多様な実践の礎となっています。
ゲイツは次のように語っています。
「ここでは、私の7人の姉、そして黒人音楽が私の現代アートの実践に与えた影響への敬意を表現しました。長年にわたって、私は様々な作品でオルガンを使ってきましたが、この個展の会期中にも、オルガンの音色で空間を活気づけることで、館内にひとときの現代的なゴスペルの雰囲気を創り出すつもりです。
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