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ジュニアガイド from「私たちのエコロジー」#3:ケイト・ニュービー、アサド・ラザ

2024.2.1(木)

「私たちのエコロジー」展の会場内には、作品を楽しむためのポイントを紹介する「ジュニアガイド」のパネルを設置しています。
展覧会は4つの章に分かれていますが、「第4章 未来は私たちの中にある」に展示している2つの作品をご紹介します。
ジュニアガイド」のパネルは全部で13ありますので、残りはぜひ会場で探してみてください。

ケイト・ニュービー
《ファイヤー!!!!!!!》

床に目を向けると、石ころ、ガラス玉、金属片などが埋まっています。ケイトは六本木から銀座の間の路上に落ちていたものを人造大理石に埋め込み、誰もが歩ける美しく新しい地面を作りました。天井から吊られた青い布は東京都青梅市にある藍染工房で染められました。こちらは黄色い床と調和する青空のようです。

ケイト・ニュービー《ファイヤー!!!!!!!》
ケイト・ニュービー《ファイヤー!!!!!!!》
ケイト・ニュービー
《ファイヤー!!!!!!!》
2023年
鳥居セメント工業(富山市)で制作されたテラゾ(コンクリート、東京の拾得物:石、陶器、釉薬、ガラス、ゴム、プラスチック、エナメル、コルク、金属、ロープ、コンクリート、貝殻、アスファルト)、壺草苑(青梅市)で制作された藍染布(藍、オーガニック綿布)
サイズ可変
共同制作:エルメス財団
展示風景:「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」森美術館(東京)2023-2024年
撮影:木奥惠三

アサド・ラザ
《木漏れ日》

アサドは初めて森美術館を訪れたとき、展示室の天窓のスクリーンが長い間開かなくなっていることを知りました。
彼は六本木ヒルズ森タワーという高層ビルをひとつの身体ととらえ、怪我を治してこの天窓から再び太陽の光を入れたいと考えました。修理のために木製の足場を組み、再生を祈願する神事も執り行いました。
日中は美しく光の入る展示室で、壮大な太陽系、惑星としての地球の動きを想像してみてください。

アサド・ラザ《木漏れ日》
アサド・ラザ
《木漏れ日》
2023年
修復された天窓、日光、足場、シルヴィー・セマ・グリッサンによるサウンドスケープ
プロデューサー:オリヴィア・フェアウェザー
足場設計:渡邉啓太
足場製作:おだわら名工舎
特別コンサルタント:イザベル・オリヴィエ
協力:Black Cat Daydream(京都)
展示風景:「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」森美術館(東京)2023-2024年
撮影:木奥惠三
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