MAMCナイト&アニュアルカクテルパーティー @「レアンドロ・エルリッヒ展」レポート
2018.5.10(木)
「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」、開催最終週の火曜日に、メンバーズイベントとしてMAMCナイト&アニュアルカクテルパーティーを実施しました。
今回のMAMCナイト&アニュアルカクテルパーティーでは、前半に本展覧会担当キュレーターの椿玲子による「レアンドロ・エルリッヒ:見ることのリアル」のギャラリーツアー、後半に脳科学者の茂木健一郎さんをお招きした、トークイベントを行いました。
あっという間にトークイベントが満席になってしまったこともあり、急遽ギャラリーツアーから参加してくださった茂木さんに、メンバーから拍手がおこり、茂木さんの人気の高さがうかがえました。
茂木さんがメンバーの皆さんへ突然質問するなど、いつもと違ったギャラリーツアーに、メンバーも終始笑顔でツアーを回り、脳科学者の茂木さんならではの思いがけない作品の感想に、椿も共感しているようでした。
「レアンドロ氏は、現実が揺れる、めまいをテーマに作品を作っているのではないか?」とおっしゃる茂木さん。《建物》では、「自分が作品の一部となり、二度と同じ作品にはならない、一期一会の作品」と表現されていました。
後半のMAMCアニュアルカクテルパーティーは、52階のレストランTHE MOONに会場を移してのトークイベントです。
最初に、茂木さんが専門に研究された「クオリア」についてお話をしてくださいました。
クオリアは脳科学においてアートを考える上で非常に重要なことだそう。
トークは茂木さんのペースで進められ、質問攻めにされた椿は圧倒されていました。現代アート好きの茂木さんによる質問は、メンバーが聞いてみたいことや疑問をしっかりおさえていて、たいへん興味深いものでした。時にはオフレコトークもあり、皆さんとても楽しんでいたようです。
トークの後は、レアンドロ展の閉幕を惜しむように写真を撮りに美術館へ戻るメンバーもいました。メンバーズイベントは貸し切りの会場で行われるため、自分だけの素敵なアート写真が撮れたのではないでしょうか?
次回のMAMCイベントは、「建築の日本展」にてMAMCナイトを開催します。詳細はメンバーズ・エクスプレスにてお知らせいたします。ご参加お待ちしております!
文:今村亜希子(森美術館マーケティンググループ)
撮影:御厨慎一郎
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