N・S・ハルシャとマイスールの旅―MAMCナイト&アニュアルカクテルパーティーを開催!
2017.4.10(月)
2017年2月14日(火)に「N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅」における、MAMCナイトとアニュアルカクテルパーティーを同時開催しました。
MAMCナイトで、本展を担当した片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)によるギャラリーツアーを実施したあと、今年のMAMCアニュアルカクテルパーティーは、インド料理レストラン「ディヤ」(六本木ヒルズ ヒルサイドB1F)にて貸切開催!
インド料理を召し上がっていただきながら、N・S・ハルシャさん(本展覧会作家)と片岡とのトークイベントを行いました。(MAMCアニュアルカクテルパーティーは、森美術館メンバーシップ・プログラムで、一年に一度開催するイベントです。)
インド料理レストラン「ディヤ」では今回のパーティーのために特別なビュッフェメニューをご用意いただきました。
また、少しでも皆さんにマイスールの文化を感じていただこうと、ハルシャさんの作品《レフトオーバーズ(残りもの)》でも使用されているバナナリーフを使ってお料理が提供されました。キュレーター片岡の発案です。
「N・S・ハルシャ展」会期中は、コラボレーションメニューも提供されています。
http://www.mori.art.museum/contents/n_s_harsha/news/#news05
トークは、ハルシャさんと片岡との出会いから始まり、片岡がハルシャさんの故郷インドのマイスールを訪れた際に撮影した写真を見せながらの進行となりました。
片岡がハルシャさんの作品に出会ったのは、2006年のシンガポール・ビエンナーレで、イスラム教寺院の屋上に描かれた作品《Cosmic Orphans》。その後、2008年に森美術館で開催された「チャロー!インディア:インド美術の新時代」で出展された《監視の椅子》シリーズや、メゾンエルメスでの個展などで、多彩な種類の作品を観た時に、なぜこの人はいつも違った作品を作っているのだろう?と興味に繋がったようです。
また、ハルシャさんの知らないうちに、片岡がインドのマイスールにあるハルシャさんのスタジオの写真をSNSに載せていたというエピソードも交えつつ、普段、人に見せることがないという、とても興味深いスタジオの写真も見せてくださいました。
その他にも、ハルシャさんが作品を制作する上で影響を受けたという寺院や、鮮やかな色が目を引くマイスールのマーケットの写真など、一緒に旅をしながらガイドをしてもらっているような雰囲気のなか、ふたりのトークは続きました。
参加者の皆さんは、トーク終了後も、メンバー同士で会話を楽しんだり、ハルシャさんと記念撮影をしたり。MAMCならではの体験をしていただけたのではないでしょうか。
次回のMAMCイベントは、MAMCツアーです。「10年に1度!ヨーロッパ3大芸術祭を巡る、MAMC6泊8日の旅」と題して、南條館長とヨーロッパ3大芸術祭、ドクメンタ(ドイツ)、ミュンスター彫刻プロジェクト(ドイツ)、ヴェネチア・ビエンナーレ(イタリア)を巡ります。最先端の現代アートを一緒に観て楽しみませんか?
ご参加お待ちしております!
詳細は以下のHISのサイトをご覧ください。
http://eco.his-j.com/pdf/mori.pdf
文:今村亜希子(森美術館マーケティンググループ)
撮影:御厨慎一郎