YOUTH PROGRAMS

「ティーンズ・プログラム」などのディスカッションプログラム、ワークショップなど

まちと美術館のプログラム
「アート・キャンプ for under 22 Vol.12 声をだす、その反響を聞く」(全2日)

「MAMプロジェクト031:地主麻衣子」関連プログラム
日本語のみ

本プログラムの記録写真をFlickrにて公開しています。ぜひご覧ください。
https://flic.kr/s/aHBqjBm9sJ

自分の声を録音した音声を聞いて違和感を覚えた経験がある人は少なくないはず。本プログラムでは、「MAMプロジェクト031」で新作を展示中の地主麻衣子とともに「声」をテーマにさまざまな対話を重ね、最終的には六本木ヒルズの街中で「自分の声」をつかった表現に挑戦します。客観的になると急に判断があやふやになってしまう「声」に着目し、声を発することで自分の存在を確かめ、隣にいる他者を想像してみませんか。アーティストと直接対話しながら過ごす全2日間のプログラムです。

アーティストからみなさんへのメッセージ
 
自分の声は、いつもよく聞いている一番なじみのある声のようですが、録音されたものを聞いたりすると「えっ、自分の声ってこんななの」とびっくりすることがありませんか。
私にはよくそういうことがあります。
また、自分の考えていることを話したいんだけれど、声に出してみるとなんだか言いたいことと違ってしまった、ということもよくあります。
さらには、話しているうちに声がとまらなくなって、言いたいと思っていなかったことまで勝手に喋りだして、誰かと気まずくなってしまう、ということもときどきあります。
自分の「声」は、自分のもののようでいて、完全には自分のものではないのかもしれません。

「声」は自分とはすこし離れたところ、自分と自分以外の世界のあいだに存在するものなのかもしれません。
「声」は音です。
そうではないこともあるのですが、ここでは音であると仮定して話をしてみます。
音は反響します。
反響というのは、こだまや、やまびこのように、音が何かにぶつかって反射し、ふたたび聞こえることです。
自分が出した「声」は、誰か/何かに届き、跳ね返って、また自分にあたります。
自分の存在、というのはふわふわ、もやもやしてよくわからないものですが、自分の「声」という音を反響させて、それが世界の何かにあたって跳ね返ってきて、また自分の表面にあたる、と考えてみるのはどうでしょう。
自分の表面を、「声」を出すことで触ったり、なぞってみることはできないでしょうか。
どうやったらそういうことができるのか、みんなで考えてみたいです。

地主麻衣子

出演
地主麻衣子(アーティスト)
日時
※全2日のプログラムです
第1回 2024年2月17日(土)10:15~16:00
第2回 2024年3月16日(土)10:15~16:00
対象
13歳~22歳
申込期間
2024年1⽉16⽇(火)〜1月31日(水)24:00
抽選結果
2月6日(火)までに、メールにてご連絡します。
地主麻衣子《空耳》
地主麻衣子
《空耳》
2023年
ミクストメディア・インスタレーション
30分
展示風景:「MAMプロジェクト031:地主麻衣子」森美術館(東京)2023-2024年
撮影:木奥惠三
地主麻衣子《空耳》
地主麻衣子
《空耳》
2023年
ミクストメディア・インスタレーション
30分
展示風景:「MAMプロジェクト031:地主麻衣子」森美術館(東京)2023-2024年
撮影:木奥惠三

地主麻衣子

1984年神奈川県生まれ。多摩美術大学大学院絵画専攻修了。2019年〜2020年にヤン・ファン・エイク・アカデミー(オランダ、マーストリヒト)のレジデンスプログラムに参加。主な個展に、「親密さと距離」Centre A(バンクーバー、2023年)、「ブレイン・シンフォニー」ホスピテイル・プロジェクト(鳥取)/アートセンター・オンゴーイング(東京、2020年)、「欲望の音」HAGIWARA PROJECTS(東京、2018年)。主なグループ展に「新・今日の作家展2020 再生の空間」横浜市民ギャラリー(2020年)、「表現の生態系 世界との関係をつくりかえる」アーツ前橋(2019年)、「第11回 恵比寿映像祭」東京都写真美術館(2019年)など。

地主麻衣子
撮影:shimamoto marisa

「アート・キャンプ」について

森ビルと森美術館は、世界各地のアーティストとコラボレーションし、美術館や街のなかでさまざまなプログラムを実施してきました。2018年夏よりスタートした「アート・キャンプ」は、若い世代を対象とし、学校教育のような「教える」「教えられる」の関係とは異なる環境で、森美術館や六本木ヒルズの街全体をキャンバスに、アーティストやキュレーター、アートの専門家といっしょに「現代アート」について語りあうプログラムです。学校や家庭など身の回りで起こっていることと歴史上の出来事、現在世界で起こっている社会的、政治的、文化的な事象との関連性について対話を通して考えることで、現代アートの楽しさを体験します。


主催
森ビル株式会社、森美術館

お申し込みについて

  • 出演者は予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
  • お申し込み後は、当館より受付完了のメールをお送りいたします。メールが届かない場合は、お申し込みが登録されていない場合がありますので、お問い合わせください。
  • 1名のお申し込みにつき、1個のメールアドレスが必要です。
  • 当日は、記録および広報のための写真、動画撮影を行う場合があります。ご参加の際はあらかじめご了承ください。

個人情報の扱いに関して

  • 当ウェブサイトで取得いたしますお客様の個人情報は、当社のプライバシーポリシーにもとづき利用させていただきます。
  • お申し込みページではSSL暗号化通信によりお客様の情報を保護しております。
  • お申し込みの方には、森美術館の最新情報を紹介する「森美術館メールニュース」を送信させていただきます。
申込期間
2024.1.16(火) ~ 1.31(水)
会場
森美術館オーディトリアム、森美術館展示室内、六本木ヒルズ内(屋外)
定員
15名(要予約・抽選)
※抽選結果は2月6日(火)までに、メールにてご連絡します。
料金
無料
お問い合わせ
森美術館 ラーニング担当
メールでのお問い合わせ
カテゴリー
コミュニティ
ユース
展覧会関連
対象
中高生
大学生
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