「Meet the Artists」
金川晋吾「他人を撮る/見る、知る、理解する」
「六本木クロッシング2022展」関連プログラム
日本語のみ
MAMデジタルのコンテンツとして、本プログラムをYouTubeで無料公開しています。ぜひご覧ください。
https://youtu.be/qLNx0kmGhTI(言語:日本語、字幕:なし)
2020年夏にスタートした、アーティストやキュレーターと一緒に活動するワークショップ・シリーズ「Meet the Artists」。本プログラムでは、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」の出展作家である金川晋吾とともに、誰かの写真を撮ることをめぐってさまざまな対話や実践を重ねていきます。
誰かの写真を撮ってみたいと思ったことはありますか?
全3回のワークショップでは、「撮りたいと思っている人」について語り合い、各自で撮影してきた写真をともに鑑賞し合います。撮影は同じ人を対象にし、繰り返し撮ります。
他人を撮ることと、他人を見る、知る、理解することのつながりについて、一緒に考えてみませんか。
- アーティストからみなさんへのメッセージ
- あなたにとって気になる人、写真に撮ってみたいと思っている人の写真を撮ってくるワークショップです。全3回で、写真を撮っていただくのは第2回、第3回までの宿題となります。同じ人を繰り返し撮影していただきます。
- 撮影する相手は家族でも、友人でも、同僚でも、近所の人でも誰でもかまいません。ただし、年齢制限は設けさせていただいていて、撮影する相手も16歳以上の方でお願いします。この制限は、撮影者が被写体の意向を無視して一方的に撮影してしまうことを回避するためのものです。あと、できればワークショップ期間中に2回以上撮影できる人が好ましいです。
- ワークショップの時間内では写真を撮ったりはしません。撮ってきた写真を見ながらみなさんと一緒にお話をするための時間になります。使用するカメラはスマホでもデジカメでも何でもオッケーです。ただし、どういうカメラを使うかによって撮影方法も撮れる写真も変わってくるので、そのことも第1回目にお話できたらと思っています。
- 「写真を撮らせてほしい」とお願いをして、あっさり了承してもらえることもあれば、渋られることもあると思います。今回のワークショップでは、撮影を了承してもらえなかったということがあったとしても、それはそれでいいと思っています。撮影を依頼するやりとりのなかで生じたことや、あなたが思ったり感じたりしたことについてお話してください。
- 自分の話をさせていただくと、私は自分の父親や伯母など、他人を繰り返し撮影するということをここ10年ほど続けてきました。撮影を続けることによって、他人の写真を撮るということがその人のことを知ったり、理解することと何らかのかたちでつながっていると実感するようになったのですが、ではそれが一体どのようにつながっているのかについては実はよくわからなくて、ずっと気になっています。
- 参加者のみなさんと「他人を撮る」という実践を共有することを通して、他人を見ること、知ること、理解することについて、一緒に考えさせていただけたらうれしいです。
- ご準備いただきたいもの
- カメラ(スマートフォンでもOK)
- プログラム内容
- 第1回
・自己紹介
・撮りたいと思っている人についての話
・撮る人を決める - 第2回
・撮ってきた写真を鑑賞し合う
・撮る前、撮りながら、撮った後に思ったり感じたりしたことについての話
・次の撮影の準備 - 第3回
・撮ってきた写真を鑑賞し合う
・撮る前、撮りながら、撮った後に思ったり感じたりしたことについての話
・ワークショップの感想の共有
ご来館の際は、
・「新型コロナウイルス感染症対策への取り組みについて」を必ずお読みください。
・ご入館に際して、体温モニタリング、検温、マスク着用は必須となります。
- 出演
- 金川晋吾(本展出展アーティスト、写真家)
- 日時
- ※全3回のプログラムです
第1回 2023年2月11日(土)13:00~16:00
第2回 2023年2月25日(土)13:00~16:00
第3回 2023年3月12日(日)13:00~16:00 - 対象
- 16歳以上 ※全3回すべて参加できる方
- 申込期間
- 2023年1月16日(月)~1月31日(火)24:00
- 抽選結果
- 抽選結果は2月3日(金)までに、メールにてご連絡します。
- お願い
- ・ご自身が撮影したい特定の誰かをカメラやスマートフォンで撮影し、それらの写真を第2回、第3回のワークショップ内でともに鑑賞し合います。被写体は、16歳以上の方にしていただくようお願いいたします。
・状況により、内容の変更や開催中止となる場合もあります。あらかじめご了承ください。
・当日体調が優れない場合はご参加をお控えください。
・プログラム中の映像、静止画を記録し、森ビル株式会社、森美術館が運営する公式サイト、SNS、その他広報媒体等に掲載する可能性があります。
金川晋吾
写真家。1981年京都府生まれ。神戸大学卒業。東京藝術大学大学院博士後期課程修了。2016年『father』(青幻舎)、2021年『犬たちの状態』(太田靖久との共著、フィルムアート社)刊行。自分が書いた日記を持ち寄って声に出して読む「日記を読む会」を不定期で開催している。2023年春、伯母を10年間撮影した写真集『長い間』をナナルイから、父と写真について言葉で綴った『いなくなっていない父(仮)』を晶文社から、また同年の夏には、長崎のカトリック文化や平和祈念像と、自身の信仰をテーマにした『祈りと長崎(仮)』を書肆九十九から刊行予定。
お申し込みについて
- 内容は予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
- お申し込み後は、当館より受付完了のメールをお送りいたします。メールが届かない場合は、お申し込みが登録されていない場合がありますので、お問い合わせください。
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