アージェント・トーク005:
ル・コンソルシウムの活動について
日英同時通訳付
フランス、ディジョンにある現代アートセンター、ル・コンソルシウムは1977年に創設されました。一般的にアートセンターは美術作品を展示・公開する場とされていますが、ル・コンソルシウムはその創設時からアートを発生させる場と環境を作ることを目指しています。それはある特定の時間、空間のために何かを創造することでもあります。現在までに、川原温(1990年)、フランク・ステラ(1995年)、サラ・モリス(1998年)、草間彌生(2001年)、アンジェラ・ブロック(2005年)などがル・コンソルシウムで個展を行ってきました。
ル・コンソルシウムの活動は多岐に渡り、1996年に創立されアーティスト・フィルムの制作・発展に寄与するアナ・サンデール・フィルムという映画制作会社や、レ・プレス・デュ・レールという出版社なども含まれます。
また、トレード・マーク、もしくは個人の集合体としてのル・コンソルシウムは、各地での展覧会のキュレーションも行います。主なものに、パリ、ポンピドー・センターでの「LeConsortium.coll」(1998年)、第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ、フランス館での「ピエール・ユイグ」(2001年)、第7回リヨン現代美術ビエンナーレ、欧州文化首都リール2004開催時に企画された大型展「フラワー・パワー」などがあります。
このように30年以上に渡り精力的な活動を続けるル・コンソルシウムの共同ディレクターと国際企画ディレクターを迎えて、その活動の軌跡を紹介します。
- 日時
- 2010年10月29日(金)19:00~20:30
- 出演
- フランク・ゴトロ(ル・コンソルシウム、共同ディレクター)、キム・ソンドゥク(同左、国際企画ディレクター)