アージェント・トーク011:
過去を覚醒し、未来をインスパイアする
日英同時通訳付
欧州の債務危機やニューヨーク・ウォール街に端を発した「占拠運動」など、世界的に社会不安が拡がるなか、美術館の運営にも革新性が求められています。ことに民間の寄付によって支えられているアメリカの美術館では、プログラムの創造性、新たな観客や支援者の確保などが不可欠です。
「アージェント・トーク011」は、1966年に開館以来、17,000点のアジア美術を収蔵するサンフランシスコ・アジア美術館の館長ジェイ・シュウ(許傑)を迎えます。2008年に45歳で同館館長に就任して、2011年には新たなブランディング・キャンペーンを実施。2012年にはアジアの現代アートを本格的に紹介する初めての展覧会「アジアの亡霊展」も開催されます。本講演ではさまざまな改革を手掛けるシュウ館長が、近年のアジアの隆盛、彼の近年の挑戦について語ります。
また講演の最後には、「アジアの亡霊展」について同展をゲスト・キュレーションする森美術館チーフ・キュレーター片岡真実が簡単に紹介します。
- 日時
- 2012年2月14日(火)19:00~21:00(受付開始 18:30)
- 出演
- ジェイ・シュウ(サンフランシスコ・アジア美術館館長)
- 司会
- 片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
- プロフィール
- ジェイ・シュウ(許傑)(サンフランシスコ・アジア美術館館長)
メトロポリタン美術館リサーチ・フェロー(1995-1996年)、シアトル美術館中国美術キュレーター(1996-2003年)、シカゴ美術館アジア美術部門長(2003-2008年)などを経て、2008年より現職。キャリアの原点は上海美術館(1983-1990年)。プリンストン大学にて修士号・博士号取得。