「カタストロフと美術のちから展」
プレ・ディスカッション・シリーズ 第5回
「美術かアクティヴィズムか」
「カタストロフと美術のちから展」関連プログラム
日本語のみ
東日本大震災発生後、多くのアーティストが震災に関する作品制作、アート・プロジェクトを行っています。その究極の目的は、美術的なクオリティの追究なのか、それとも、復興に寄与することなのでしょうか? 加藤翼は東日本大震災発生後、福島県いわき市でボランティア活動をする一方で、地元民の協力のもと「11.3 PROJECT」を行いました。地元の名所である灯台の1/2スケールの木製構造体を制作し、同市の海岸で一般の参加者がその構造体を引き起こすもので、人々を鼓舞し復興への願いを込めたものでした。壺井明は、福島原発事故の背後にあるさまざまな事件を取材し、木製パネルに絵画を描く連作《無主物》を制作。作品を通して事件の惨状を一般の人々に訴えかけています。彼にとってはアート=アクティヴィズムでしょう。その他にも、作家がコミュニティに介入するアート・プロジェクトや、社会変革を望むアート・アクティヴィズムの例は多くあります。美術が社会的主題を扱う際に常に考えなければならない、美術とアクティヴィズムの関係について考察します。
- 日時
- 2018年7月1日(日)14:00~16:30(受付開始 13:30)
- 出演
- 加藤 翼(アーティスト)、壺井 明(アーティスト)、毛利嘉孝(東京藝術大学大学院教授)
- モデレーター
- 近藤健一(森美術館キュレーター)
- 協力
- 公益財団法人国際文化会館
お申し込みについて
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