作家名 | : | ヤン・ヘギュ/Yang Haegue(1971-) |
---|---|---|
出身/在住 | : | 韓国 |
制作年 | : | 2023 |
ソニック・ハイブリッド ──移り住む、オオタケにならって | ||
素材 | : | 粉体塗装したステンレス鋼製フレーム、メッシュとハンドル、ボールベアリング、キャスター、粉体塗装したステンレス鋼製鈴、スプリットリング、ステンレス鋼製風車、人工植物 |
サイズ | : | 251×162×161 cm |
ソニック・ハイブリッド──冷却反転 | ||
素材 | : | 粉体塗装したステンレス鋼製フレームとメッシュ、PVDコーティングしたハンドル、キャスター、粉体塗装したステンレス鋼とPVDコーティングしたステンレス鋼製鈴、ステンレス鋼製鈴、スプリットリング、冷却ファン、ソーラーLEDフラッドライト、オーシャンドラム、携帯用ソーラー充電器 |
サイズ | : | 228×161×143 cm |
ヤン・ヘギュは世界各地の美術、文化、政治や社会の歴史から、幾何学、生物学、気象学などの自然科学まで、多様な知の領域に着想を得ながら、それらをハイブリッドに融合させた独自のコンセプトと視覚言語を生み出している。作品には工業製品とフォークロア的な手仕事、幾何学形体と有機的な形体、人工と自然、静と動など相反する性質が拮抗し、独自のダイナミズムを生成している。
本作も広くエネルギーの循環を意識させつつ、細部には多様な学びが編み込まれている。等身大を少し越えたサイズの2つの立体《ソニック・ハイブリッド──デュアル・エナジー》のうち、《ソニック・ハイブリッド──移り住む、オオタケにならって》では京都出身でブラジルに渡った大竹富江(1913–2015)の大型抽象彫刻を再構成することでダイナミックなエネルギーを継承しつつ、女性性、正義、そして尊厳を意味する紫色の鈴や造花のブーケと、自然や希望を連想させる緑色の鈴を融合。一方、ステンレスの鈴で覆われた《ソニック・ハイブリッド──冷却反転》は、原子力発電所の冷却塔を上下反転させた形状で、上部の太陽電池やキャラクターの目のようなファンが、エネルギーをめぐる今日の経済循環や倫理を連想させる。本作は、スタッフがアクティベートすることで鈴が鳴り、作品にサウンドとパフォーマンスの要素が加わる。
ヤン・ヘギュソニック・ハイブリッド̶̶デュアル・エナジー(左:ソニック・ハイブリッド̶̶冷却反転、右:ソニック・ハイブリッド̶̶移り住む、オオタケにならって)2023年撮影:Studio Haegue Yang
ヤン・ヘギュソニック・ハイブリッド̶̶デュアル・エナジー(左:ソニック・ハイブリッド――移り住む、オオタケにならって、右:ソニック・ハイブリッド――冷却反転)2023年展示風景:「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」森美術館(東京)2023年撮影:古川裕也
森美術館スタッフによるアクティベーションの様子を動画でご覧ください。
「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」
2023.4.19(水)~9.24(日)
配信時間:5分1秒
公開日:2023年6月28日
撮影・編集:渡辺真太郎、やまくらかずき、いしかわあいり、ほとぎまさひこ
作家名 | : | ヤン・ヘギュ/Yang Haegue(1971-) |
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出身/在住 | : | 韓国 |
制作年 | : | 2023 |
ソニック・ハイブリッド ──移り住む、オオタケにならって | ||
素材 | : | 粉体塗装したステンレス鋼製フレーム、メッシュとハンドル、ボールベアリング、キャスター、粉体塗装したステンレス鋼製鈴、スプリットリング、ステンレス鋼製風車、人工植物 |
サイズ | : | 251×162×161 cm |
ソニック・ハイブリッド──冷却反転 | ||
素材 | : | 粉体塗装したステンレス鋼製フレームとメッシュ、PVDコーティングしたハンドル、キャスター、粉体塗装したステンレス鋼とPVDコーティングしたステンレス鋼製鈴、ステンレス鋼製鈴、スプリットリング、冷却ファン、ソーラーLEDフラッドライト、オーシャンドラム、携帯用ソーラー充電器 |
サイズ | : | 228×161×143 cm |
ヤン・ヘギュは世界各地の美術、文化、政治や社会の歴史から、幾何学、生物学、気象学などの自然科学まで、多様な知の領域に着想を得ながら、それらをハイブリッドに融合させた独自のコンセプトと視覚言語を生み出している。作品には工業製品とフォークロア的な手仕事、幾何学形体と有機的な形体、人工と自然、静と動など相反する性質が拮抗し、独自のダイナミズムを生成している。
本作も広くエネルギーの循環を意識させつつ、細部には多様な学びが編み込まれている。等身大を少し越えたサイズの2つの立体《ソニック・ハイブリッド──デュアル・エナジー》のうち、《ソニック・ハイブリッド──移り住む、オオタケにならって》では京都出身でブラジルに渡った大竹富江(1913–2015)の大型抽象彫刻を再構成することでダイナミックなエネルギーを継承しつつ、女性性、正義、そして尊厳を意味する紫色の鈴や造花のブーケと、自然や希望を連想させる緑色の鈴を融合。一方、ステンレスの鈴で覆われた《ソニック・ハイブリッド──冷却反転》は、原子力発電所の冷却塔を上下反転させた形状で、上部の太陽電池やキャラクターの目のようなファンが、エネルギーをめぐる今日の経済循環や倫理を連想させる。本作は、スタッフがアクティベートすることで鈴が鳴り、作品にサウンドとパフォーマンスの要素が加わる。