作家名 | : | ジャカルタ・ウェイステッド・アーティスト/Jakarta Wasted Artists(2010年に設立) |
---|---|---|
出身/在住 | : | インドネシア |
制作年 | : | 2015 |
素材 | : | 看板37枚、ビデオ2点 |
サイズ | : | サイズ可変、ビデオ:4分57秒、5分40秒 |
ジャカルタ・ウェイステッド・アーティスト(JWA)は、4名のアーティスト、グラフィック・デザイナー、ミュージシャンなどから成るアーティスト・コレクティブ。メンバーの一部は、同じくジャカルタを拠点に活動するコレクティブ、ルアンルパにも参加している。メンバーはいずれも1970年代のジャカルタに生まれ、ジャカルタ大学を卒業。彼らの卒業直後、1990年代後半のインドネシア社会は、1997年に起こったアジア通貨危機を発端として政府に対する市民の不満が噴出し、学生を中心とした抗議活動が市民を巻き込んで全国規模へと拡大、およそ30年続いたスハルト独裁政権がその幕を閉じるなど、激動の時代だった。そのさなかで目まぐるしく移り変わるジャカルタを目撃してきたJWAは、ある時には一瞬にして変容する都市の日常的な風景や人々の生活に関心を寄せて制作を行っている。
《グラフィック・エクスチェンジ》は、ジャカルタのトゥベト地区に古くからある大小さまざまな商店や事業者などの看板を譲り受け、代わりに新しい看板のデザインと制作を請け負うプロジェクト。展示されているのは実際に譲り受けた看板と、交渉の様子、店主へのインタビューなどを収めた記録映像である。これらの看板は、おそらく多くの人にとって初めて見るものであるにもかかわらず、どこか懐かしさを覚えるものに違いない。そして、こうした都市の様子は、時代や社会の要請によって一瞬にして変化してしまうものでもある。このプロジェクトによってJWAは、ジャカルタという巨大都市のストリートにおける人々の工夫、仕事に対する熱意、そして独自のクリエイティビティを、ビジュアル・ヒストリーとして記録しようと試みている。
作家名 | : | ジャカルタ・ウェイステッド・アーティスト/Jakarta Wasted Artists(2010年に設立) |
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出身/在住 | : | インドネシア |
制作年 | : | 2015 |
素材 | : | 看板37枚、ビデオ2点 |
サイズ | : | サイズ可変、ビデオ:4分57秒、5分40秒 |
ジャカルタ・ウェイステッド・アーティスト(JWA)は、4名のアーティスト、グラフィック・デザイナー、ミュージシャンなどから成るアーティスト・コレクティブ。メンバーの一部は、同じくジャカルタを拠点に活動するコレクティブ、ルアンルパにも参加している。メンバーはいずれも1970年代のジャカルタに生まれ、ジャカルタ大学を卒業。彼らの卒業直後、1990年代後半のインドネシア社会は、1997年に起こったアジア通貨危機を発端として政府に対する市民の不満が噴出し、学生を中心とした抗議活動が市民を巻き込んで全国規模へと拡大、およそ30年続いたスハルト独裁政権がその幕を閉じるなど、激動の時代だった。そのさなかで目まぐるしく移り変わるジャカルタを目撃してきたJWAは、ある時には一瞬にして変容する都市の日常的な風景や人々の生活に関心を寄せて制作を行っている。
《グラフィック・エクスチェンジ》は、ジャカルタのトゥベト地区に古くからある大小さまざまな商店や事業者などの看板を譲り受け、代わりに新しい看板のデザインと制作を請け負うプロジェクト。展示されているのは実際に譲り受けた看板と、交渉の様子、店主へのインタビューなどを収めた記録映像である。これらの看板は、おそらく多くの人にとって初めて見るものであるにもかかわらず、どこか懐かしさを覚えるものに違いない。そして、こうした都市の様子は、時代や社会の要請によって一瞬にして変化してしまうものでもある。このプロジェクトによってJWAは、ジャカルタという巨大都市のストリートにおける人々の工夫、仕事に対する熱意、そして独自のクリエイティビティを、ビジュアル・ヒストリーとして記録しようと試みている。