2015年5月19日に、森美術館メンバーシップ・プログラムMAMC限定イベント「MAMCナイト」を開催しました。
第一部は、アソシエイト・キュレーター椿玲子による「シンプルなかたち展」のギャラリーツアーを行いました。
この日は、イベント前に一部展示替えがあり、MAMCメンバーへ一番にお披露目できた作品もありました。
ギャラリーツアーをする椿玲子(森美術館アソシエイト・キュレーター)
作品を興味深そうに観るMAMCメンバー
また、4月にMAMCメンバー限定で行った「パブリックアートツアー」では、「シンプルなかたち」展で出展している2人のアーティスト、西川勝人とカールステン・ニコライの作品を鑑賞したので、パブリックアートと本展の作品の違いをお楽しみいただけたのではないでしょうか。
大巻伸嗣《リミナル・エアー スペース・タイム》
第二部は、エルメス財団より説田礼子氏をお迎えし、椿玲子と共にトークイベントを行いました。
最初に椿よりポンピドゥ・センター・メスで開催された「FORMES SIMPLES」展の展示風景写真を紹介しながら、本展との違いについて解説。
本展は、巡回展でもそのまま同じ作品を持ってくるのではなく、日本ならではの「シンプルなかたち」の作品を追加し、構成し直しています。
説田礼子氏(エルメス財団)と椿玲子によるトークイベントの様子
次に説田氏より、エルメス財団の公益のために行われている活動についてお話いただきました。コレクションをもたない、そして、既存の作品を単に飾るのではなく、アーティストと一緒にものをつくる活動をされているとのことです。
エルメス財団の活動資料や「線を聴く展」のパンフレットが配られました
最後に、現在、銀座メゾンエルメスフォーラムにて開催中の「線を聴く」展についても、アーティストのエピソードを交えながら、ご紹介いただきました。
MAMCメンバーの皆さんも半分以上の方がすでに銀座メゾンエルメスフォーラムに行かれたことがあるようでしたが、まだの方は、これを機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
次回は、越後妻有へ"大地の芸術祭"ツアーを計画しています。詳細はメンバー限定メールニュース「MAMCエクスプレス」にてお知らせします。お楽しみに!
文:今村亜希子(森美術館マーケティンググループ)
撮影:御厨慎一郎
<関連リンク>
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「MAMスクリーン001:ビル・ヴィオラ初期映像短編集」
「MAMリサーチ001:グレイト・クレセント 1960年代のアートとアジテーション――日本、韓国、台湾」
会期:2015年4月25日(土)-7月5日(日)
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