《レイン・マシン》1970年大阪万博での展示風景
写真提供:独立行政法人日本万国博覧会記念機構
© The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc.
1970年大阪万博のアメリカ館で発表された大作《レイン・マシン》。この作品は、レンチキュラーパネルにより3D加工されたひなぎくの花の写真が桝目状に並ぶ壁の前に、人工の雨を降らせるインスタレーションです。当時、ロサンゼルス・カウンティ美術館が推進していた、最新技術とアートの融合を目指す「アート&テクノロジー・プログラム」の一環として本作は制作され、一足先に大阪万博でお披露目されました。万博に展示された作品は、劣化により万博に展示されたものは廃棄されましたが、その後新たに改良版が制作されました。当時の展示記録がほとんど残っていないため日本では長い間忘れられていたこの大作《レイン・マシン》を、大阪万博以降初めて日本で展示し、本作についてのさらなる研究を促します。
*《レイン・マシン》は3月1日(土)〜5月6日(火・休)、「Andy Warhol Café」(六本木ヒルズ森タワー52階 東京シティビュー内)付近に展示されます。
<関連リンク>
・森美術館10周年記念展「アンディ・ウォーホル展:永遠の15分」
会期:2014年2月1日(土)-5月6日(火・休)
・「MAMプロジェクト020:ガブリエル・アセべド・べラルデ」
会期:2014年2月1日(土)-5月6日(火・休)