2012年2月17日(金)

"歴史や現実"とフィクションの境界を問う詩的な映像世界!ホー・ツーニェンによるトレイラー映像3本を一挙にお届けします

2月4日(土)から始まった、「MAMプロジェクト016:ホー・ツーニェン」展。
ホーは、昨年開催された第53回ヴェネツィア・ビエンナーレにシンガポール代表として参加し、本展にも出展している《未知なる雲》(2011-12年)を発表して話題になるなど、数々の国際展で注目を集める若手作家です。

彼の作品は、美術史を含む歴史や伝承、物語にもとづく作品を通して、共有された記憶としての史実や現実にひそむ虚構性を明らかにします。表現方法は映像を中心に、インスタレーション、演劇、参加型プロジェクト、音楽家との即興コラボレーションまで多岐にわたっています。
開幕に際し、本展の出展作である《未知なる雲》《ボヘミアン・ラプソディ・プロジェクト》《ニュートン》のトレイラー映像ができましたので、まとめてみなさまにお届けします!(各46秒)

ぜひ森美術館で、実際の展示をご覧ください!!


《未知なる雲》


《ボヘミアン・ラプソディ・プロジェクト》


《ニュートン》


撮影:Amos Wong

 

ホー・ツーニェン(何子彦) 略歴

1976年シンガポール生まれ。メルボルン大学ビクトリア・カレッジ・オブ・アーツ芸術学部卒業後、シンガポール国立大学東南アジア研究プログラムで芸術修士号を取得。
主な展覧会に第26回サンパウロ・ビエンナーレ、ブラジル(2004年)、第3回福岡アジア美術トリエンナーレ(2005年)、第1回シンガポール・ビエンナーレ(2006年)、第6回アジア・アート・パシフィック・トリエンナーレ(2009年)、第54回ヴェネチア・ビエンナーレ(2011年)、アジア・アート・ビエンナーレ(2011年)など。
主な国際映画祭に、第11回香港国際映画祭(2004年)、第41回カンヌ国際映画祭、監督週間(2009年)、第66回ヴェネチア国際映画祭(2009年)、第39回ロッテルダム国際映画祭(2010年)、第64回ロカルノ国際映画祭(2011年)、サンダンス映画祭(2012年)など。

また、担当キュレーターによるトークイベントも開催予定です。
ぜひこちらにもご参加ください。

キュレータートーク「歴史という物語における想像力の役割」 *日本語のみ
出演: 椿 玲子(森美術館アシスタント・キュレーター)
日時: 2012年3月9日(金)19:00-20:30(受付 18:30-)
会場: 森美術館展示室内
定員: 80名
料金: 無料(要予約・要展覧会チケット)
お申し込み: こちら
 

<関連リンク>

MAMプロジェクト016:ホー・ツーニェン
会期:2012年2月4日(土)~5/27(日)

カテゴリー:07.インフォメーション
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