われわれはどこから来て、どこへ行くのか?――ロナ・ポンディックの作品を観ると、そんなことを考えずにはいられません。
美しい枯れ木の枝先に、小さな銀色の実が生っている作品《クリムソン・クイーン・メイプル(しだれモミジ)》。しかし、実をよく観ると、それは人間の頭部。まさに禁断の果実が生る「生命の樹」です。 「医学と芸術展」の中でも、一際目を引く作品です。
メッセージビデオでは、枝先についている小さいけれどリアルな頭部をどのようにしてつくったのか、そして彼女が作品をつくるうえで大切にしているテーマとは何か、について語っています。(1分52秒)
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「医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る」
会期:開催中~2010年2月28日(日)