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「MAMリサーチ」とは?

森美術館のプログラムは、日本とアジアの現代美術が中心ですが、ひとことで「アジア」といってもその領域は広大で、全体像を把握するのは容易ではありません。「MAMリサーチ」はアジア各地におけるアーティスト、キュレーター、芸術運動、インスティテューションなどに注目しながら、社会的にも政治、経済的にも複層的な背景から生まれてきたアジアの現代アートについて考察し、その歴史的文脈を明らかにしていこうとする試みです。各地のアーカイブ、研究機関、研究者との協働企画を前提とし、展示は作品に限定せず、映像、写真、文書、史料などを紹介します。


現在、MAMリサーチは開催しておりません。



【次回展】

MAMリサーチ005:中国現代写真の現場―三影堂撮影芸術中心



中国人と日本人の写真家ユニット榮榮&映里(ロンロン・アンド・インリ)は、北京を拠点に2000年より共同制作を始めました。生活に根ざした姿勢で、二人の家族が増えていく様子や、変わりゆく中国の風景、破壊される環境などに目を向けながら写真を撮り続けてきました。

2007年、榮榮&映里は私財を投じて北京の草場地芸術区の広大な土地に、写真のための複合施設である「三影堂撮影芸術中心」を設立します。建築デザインは2人の活動を見続けてきたアーティストのアイ・ウェイウェイによるもので、ギャラリーや暗室、図書室、アーティスト・イン・レジデンスの設備を備えた画期的なものでした。2009年からは中国の若手写真家の発掘と育成を目的としたアワード「三影堂撮影賞」を開始。国際的な活躍をめざす中国人写真家の登竜門となりました。40年の歴史を誇るフランスのアルル写真祭と提携した国際写真祭の開催(2010年−)や、新潟県の「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」で発表した「三影堂撮影賞作品展」(2015年)など、各国の写真家や批評家とのネットワークをもとに、展覧会やレクチャー、ワークショップなど多様な活動を積極的に行ってきました。2015年には福建省厦門(アモイ)市に三影堂の分館がオープンし、活動の場はさらに広がっています。

本展では、中国における写真芸術の普及に努めてきた三影堂の10年間を振り返り、その活動を紹介します。また美術史家のウー・ホン(巫鴻)氏と協働し、中国現代写真史の流れの中で三影堂がどのような役割を果たしているのかについても考察します。本や雑誌、写真資料に加え、三影堂の成長を見てきた批評家やアーティスト、スタッフたちの生の声を捉えたインタビュー映像を数多く展示します。

「三影堂」の名前は「道は一を生み、一は二を生み、二は三を生み、三は万物を生む」という老子の言葉に由来します。写真(影)が無数の可能性を生む場所になることを望んで作られたユニークな写真センターを、さまざまな角度から紹介します。

三影堂の外観

[三影堂 活動風景]

荒木経惟
「センチメンタルな旅/堕落園 1971-2012」展 打合せ風景
2012年

「蜷川実花写真展」展示風景
2016年

ジメイ・アルル国際写真祭2016でのディスカバリー賞式典風景

三影堂で開催された米中芸術文化フォーラム
2011年

榮榮&映里(ロンロン・アンド・インリ)

榮榮(1968年中国の福建省生まれ、北京在住)と映里(1973年神奈川県生まれ、京都在住)によるアーティストユニット。北京を拠点に国際的に活躍するとともに、2007年に北京に中国初となる写真専門の民間現代アートセンター、三影堂撮影芸術中心を設立。中国写真芸術の中心的存在として多様な活動を続けている。主な展覧会に「複眼:榮榮&映里作品2000-2010」(へーシャン美術館、深圳、中国、2012)、「榮榮&映里写真展 三生万物」(資生堂ギャラリー、2011)、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2012」(新潟、2012)、「写真のエステ-五つのエレメント」(東京都写真美術館、2013)、「LOVE展:アートにみる愛のかたち シャガールから草間彌生、初音ミクまで」(森美術館、2013)、「記憶の円環:榮榮&映里と袁廣鳴の映像表現」(水戸芸術館現代美術センター、2016)など。ソニー・ワールド・フォトグラフィー・アワード最優秀貢献賞受賞(2016)。

榮榮&映里

榮榮&映里
《三影堂、北京2008年 No.20-3》
2008年
ゼラチン・シルバー・プリント

ウー・ホン(巫鴻)

美術史家、批評家、キュレーターとして活躍するウー・ホンは、シカゴ大学美術史学部および東アジア言語文明学部の特別教授であり、シカゴ大学付属東アジア美術センター館長、同大付属スマート美術館のコンサルティング・キュレーターを務める。グッゲンハイム美術館アジア・アート・カウンシルを含む複数の国際委員会の任に着く。芸術科学米国アカデミー常任会員。1980年代より個展、グループ展、ビエンナーレやトリエンナーレなどの現代美術の展覧会を数多く手掛けている。主な著書に『ウー・ホン選中国現代美術アーティスト』(2009)『現代中国美術:基本文献』(2010)、『現代中国美術:歴史』(2014)など。

ウー・ホン(巫鴻)

概要

会期: 2017年7月5日(水)-10月23日(月)
会場: 森美術館
主催: 森美術館
企画: 荒木夏実(森美術館キュレーター)
ウー・ホン(シカゴ大学美術史学部特別教授)
企画協力: 三影堂撮影芸術中心

開館時間: 10:00-22:00(火曜日のみ、17:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
※会期中無休

入館料: 一般1,000円、大学生500円
※表示料金に消費税込
※「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで」、「MAMコレクション005」展、「MAMスクリーン006」展と共通
※展望台 東京シティビュー、屋上 スカイデッキ、森アーツセンターギャラリーへの入館は別料金になります。
お問い合わせ: Tel: 03-5777-8600(ハローダイヤル)

イベント情報

トークセッション「写真の現場から世界へ:三影堂と中国現代写真の歩み」 ※日英同時通訳付

写真を通して文化の国際交流に大きく貢献してきた三影堂の誕生までの道のりと活動について榮榮&映里が語ると共に、彼らを初期から見続けてきたウー・ホン氏が中国の現代写真の歴史と文化的背景について話します。さらに笠原美智子氏を交えて日本と中国の現代写真の状況などに触れながらディスカッションを行います。

出演:ウー・ホン(シカゴ大学美術史学部特別教授)、榮榮&映里(アーティスト)、笠原美智子(東京都写真美術館学芸課長)
モデレーター:荒木夏実(森美術館キュレーター)

日時:2017年7月29日(土) 14:00-16:00(開場13:30)
会場:森美術館オーディトリアム
定員:80名(要予約)
料金:無料(ただし、当日有効の森美術館の展覧会チケットが必要です)
お申し込み:こちら

* 出演者は予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。

出演

左上から
ウー・ホン
榮榮&映里
笠原美智子


写真撮影に関してのご案内

「MAMリサーチ005:中国現代写真の現場―三影堂撮影芸術中心」では、下記の条件の範囲内で作品の写真撮影が可能です。

<写真撮影に際して>

作品に触れないでください。
他の鑑賞者の鑑賞を妨げるような撮影はご遠慮ください。
フラッシュの使用はご遠慮ください。
三脚や自撮り棒の使用はご遠慮ください。
動画撮影は禁止です。

<撮影された写真の利用に関して>

  • 撮影された作品写真は、非営利目的でのみ利用できます。営利目的には利用できませんのでご注意ください。
  • 撮影された作品写真に変更を加えることはできません。
  • 上記作品写真の使用条件はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で許諾されています。
    撮影した作品写真をブログや写真共有サービスなどに利用する場合は、下記のとおり表示してください。

表記例:

作家名/作品名:榮榮&映里《三影堂、北京2008年 No.20-3》
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。


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