2016年11月 2日(水)

「宇宙の入り口」へようこそ!
~「宇宙と芸術展」作品紹介(11)ジュール・ド・バランクール

ジュール・ド・バランクール
《宇宙投資家》
2015年
《コズミック・カオス》
2015年

《宇宙投資家》では、様々な国や人種の宇宙飛行士たちが、手を取り合ったりしながら宇宙空間の中を漂っています。タイトルから、宇宙に新たな投機対象を模索すべく各国から送り込まれた投資家たちであることが想像されます。《コズミック・カオス》では、太陽系内に多くの宇宙船や衛星、宇宙飛行士たちが散らばり、混沌としています。この2つの作品では明るい雰囲気の中にも、来るべき宇宙時代の課題となるであろう宇宙ゴミや宇宙開発による地政学的問題などが、提起されています。ジュール・ド・バランクールの作品には、人を引き込む現代的な物語が内包されているのです。


ジュール・ド・バランクール《コズミック・カオス》
2015年/油彩、パネル/152.4×177.8×5.1cm/Courtesy of Galerie Thaddaeus Ropac, Paris/Salzburg


ジュール・ド・バランクール《宇宙投資家》
2015年/油彩、パネル/147.3×198.8×5.1cm/Courtesy of Galerie Thaddaeus Ropac, Paris/Salzburg

ジュール・ド・バランクールの作品は、展覧会入り口でタイトルウォールとしても使われています。来場の際には、ぜひ記念撮影をこちらで。Instagramにハッシュタグ「#宇宙と芸術展みた」をつけてアップしたら、月間ベストショットに選ばれるかも?!


展示風景:「宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ」森美術館、2016年
撮影:木奥恵三

<関連リンク>

宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ
会期:2016年7月30日(土)-2017年1月9日(月)
MAMスクリーン004:宇宙から地球を観る
会期:2016年7月30日(土)-2017年1月9日(月)

・「宇宙の入り口」へようこそ!
~「宇宙と芸術展」作品紹介(1)チームラボ
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MAMプロジェクト011:ジュール・ド・バランクール

カテゴリー:01.MAMオピニオン
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