あいにくの曇り空、花冷えの2015年4月4日(土)に、森美術館メンバーシップ・プログラムMAMCのメンバー限定イベントとして、パブリックアートツアーを実施しました。
森美術館館長・南條史生による解説のもと、新宿アイランド、汐留シティセンター、飯野ビルディング、霞が関ビルディング、虎ノ門ヒルズの都内5か所を巡り、現在開催中の「シンプルなかたち展」出展アーティストのカールステン・ニコライや西川勝人の作品、以前森美術館で個展「小谷元彦展:幽体の知覚」を開催したアーティスト小谷元彦の作品など、20点を超える作品を見学しました。
ツアーは新宿アイランドからスタートしました。
皆さんの視線の先には何が見えているのでしょうか? @新宿アイランド
こうしてパブリックアートをツアー形式で巡っていくと、エリア開発の初段階から計画して作り上げていく作品や、ビルが建ってから設置される作品など、コンセプトがさまざまであることが分かります。
平田五郎 《空を見るために》 @飯野ビルディング
MAMCメンバーからの、鋭い質問にも南條館長が本音で答える、MAMC特別ツアーならではの様子がうかがえました。
カールステン・ニコライ《poly stella》 @霞が関ビルディング
ツアーの最終地は虎ノ門ヒルズ。5点の作品を見学した後、ジャウメ・プレンサ《ルーツ》の前にある虎ノ門ヒルズカフェにて、交流会を行いました。
虎ノ門ヒルズカフェ
質疑応答の後、2015年に開催予定の展覧会についてや、新しいメンバーシップについてご説明しましたが、何よりメンバーの皆さん同士が楽しくお話しをされていたのがとても印象的で、このイベントが皆さんの交流の場となっていたようです。
メンバーの質問に答える南條館長 @虎ノ門ヒルズカフェ
楽しそうに会話するMAMCメンバーの皆さん
解散後、MAMCメンバーの方より、第二回目開催のご要望をいただきましたので、また企画できればと考えいます。ぜひご期待ください!
寒い中、ご参加くださり、誠にありがとうございました。
ジャウメ・プレンサ《ルーツ》の前で記念撮影 @虎ノ門ヒルズ
文:今村亜希子(森美術館マーケティンググループ)
撮影:御厨慎一郎
<関連リンク>
・森美術館
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「MAMコレクション001:ふたつのアジア地図―― 小沢剛+下道基行」
「MAMスクリーン001:ビル・ヴィオラ初期映像短編集」
「MAMリサーチ001:グレイト・クレセント 1960年代のアートとアジテーション――日本、韓国、台湾」
会期:2015年4月25日(土)-7月5日(日)
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