冬休み企画:「ルイーズ・ブルジョワ展」を読み解くためのおすすめ本
2024.12.26(木)
家の中でゆっくりと本を読むのが最高の季節になりました。
現在開催中の「ルイーズ・ブルジョワ展」を読み解く視点を提供する本を、森美術館、森美術館ショップより、2回にわたってご紹介いたします。
これらの本は、思考を深める力を育むだけでなく、芸術や文学に対する理解を深める手助けになるでしょう。
『はじめてのメラニー・クライン グラフィックガイド』
著 ロバート・ヒンシェルウッド、スーザン・ロビンソン
絵 オスカー・サーラティ
2,640円(税込)
(森美術館キュレーター 椿 玲子)
『近代を彫刻/超克する』
小田原のどか
1,430円(税込)
国内外で起きた彫像にまつわる歴史的な出来事をとおして、彫刻がもつ機能を考えるきっかけになる一冊です。
六本木ヒルズに設置されているブルジョワの《ママン》も、新たな視点で見ることができるのではないでしょうか。
(森美術館アソシエイト・ラーニング・キュレーター 小野洵子)
『はじめてのメラニー・クライン グラフィックガイド』
著 ロバート・ヒンシェルウッド、スーザン・ロビンソン
絵 オスカー・サーラティ
2,640円(税込)
赤ちゃんが母親を「良い乳房」や「悪い乳房」とバラバラに把握しているとした「対象関係論」で知られるメラニー・クライン(1882-1960)の研究を図版付きで解説したガイド。乳房が多く登場するブルジョワ作品の理解の一助となるでしょう。
(森美術館キュレーター 椿 玲子)
『近代を彫刻/超克する』
小田原のどか
1,430円(税込)
街中で目にするパブリックアート。公共空間への彫像設置は19世紀に西欧から広がり、日本でも多くの像が作られるようになりました。
国内外で起きた彫像にまつわる歴史的な出来事をとおして、彫刻がもつ機能を考えるきっかけになる一冊です。
六本木ヒルズに設置されているブルジョワの《ママン》も、新たな視点で見ることができるのではないでしょうか。
(森美術館アソシエイト・ラーニング・キュレーター 小野洵子)
紹介した本以外にも、館内の森美術館ショップ 53ではさまざまな書籍やグッズを取扱中。
ぜひ展覧会のあとにお立ち寄りください。