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「シアスター・ゲイツ展」鑑賞のポイント3:セクション「ブラック・ライブラリー&ブラック・スペース」

2024.7.8(月)

シアスター・ゲイツにとって、黒人の文化的空間や関連する品々を過去15年間にわたって蒐集し、保存し、管理してきたことは、創造的な作業であり重要な表現手法のひとつです。これまでも、親しいアーティストや研究者の遺品、教会や出版社、レコードショップ、金物屋など、地域社会で重要な役割を果たしてきた場所が取り壊されたり廃業したりする時に、遺された大量の物品を保存し、アーカイブ化してきました。
神道や自然崇拝(アニミズム)に影響を受けたゲイツは、それらを用いて作品にしたり、また、地域の人々に広く公開したりすることで、その人の生涯や関わった人々、機関が果たしてきた社会的貢献を称え、新たな文脈のなかで語り継ぎます。
セクション「ブラック・ライブラリー&ブラック・スペース」ではゲイツのアーカイブの一部を再現しています。

展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
展示風景:「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」森美術館(東京)2024年
撮影:来田 猛
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