1月から、K11アート・ファンデーションとラーニング・エクスチェンジ・プログラムを開始!
2022.1.27(木)
2022年1月末より、森美術館は、中国のK11アート・ファンデーションと共同で「ラーニング・プログラム」を軸とした新たな交流プログラムを開始します。
美術館の活動は、芸術作品の調査研究・収集・保存・展示・普及ですが、新型コロナウイルスはそのすべての活動に影響を及ぼしました。特にラーニング・プログラム(普及活動)においては、世界中の美術館やアートスペースがオンラインでの活動に挑戦し、社会状況にあわせてプログラムを展開しています。また、オンラインでのプログラム提供が可能になった今、美術館やアートスペースはオンライン、オフラインをどう使い分け、活用していくことができるのかというアフターコロナに向けた模索をする時期にもあります。
森美術館とK11 アート・ファンデーションでは、対面での交流ができる日を見据え、まずはオンラインでお互いの知見を共有することを目的にエクスチェンジ・プログラムを開始することにしました。本プログラムは、双方より選出されたアーティスト、キュレーター、ラーニング・キュレーター、アート・エデュケーターで構成され、それぞれの活動やコロナ禍での経験を共有、ラーニング・プログラムに関する新たなアイディアの創出や協働のきっかけとなることを目指します。
日本からは、肩書を越えて縦横無尽に活動するNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト](東京)の堀内奈穂子、PARADISE AIR(千葉)の森純平のふたりを迎え、森美術館のアシスタント・キュレーター、アソシエイト・ラーニング・キュレーターと共にオンライン交流に参加します。本プログラムの様子はK11アート・ファンデーションおよび森美術館のウェブサイトでも報告予定です。
K11アート・ファンデーション×森美術館ラーニング
ラーニング・エクスチェンジ・プログラム
※一般非公開
- 実施期間
- 2022年1月~
- 主催
- K11アート・ファンデーション、森美術館
- 参加者
- 堀内奈穂子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]キュレーター、dear Me ディレクター)
森 純平(建築家、PARADISE AIRディレクター)
矢作 学(森美術館アシスタント・キュレーター)
白木栄世(森美術館アソシエイト・ラーニング・キュレーター) - 香港側参加者
- エンジェル・リュン(ビデオタージュ プログラム・マネージャー)
ドリーン・チャン(アーティスト)
オリヴィエ・コン(音楽家、レイヴン&ザ・シー・ミュージック・プロダクション)
フィオン・コ(K11アート・ファンデーション ラーニング&エデュケーション・デピュティ・マネージャー)
キンバリー・パーク(K11 アート・ファンデーション 展示&プログラム・シニア・オフィサー)
堀内奈穂子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]キュレーター、dear Me ディレクター)
エジンバラ・カレッジ・オブ・アート現代美術論修士課程修了。2008年より、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]にてレジデンス・プログラムや展覧会、シンポジウム、企業プログラム、教育プログラムの企画に携わるほか、国内外の展覧会のキュレーターや共同キュレーター、アーティスト・イン・レジデンスプログラムのゲスト・キュレーターを務める。 2016年より、複雑な環境下にある子どもたちとアーティストをつなぐ「dear Me」プロジェクトを開始。ワークショップや鑑賞プログラム、アートと福祉を考える講座やシンポジウムを企画する。https://www.a-i-t.net/
森 純平(建築家、PARADISE AIRディレクター)
1985年生まれ。東京藝術大学建築科大学院修了。建築から時間を考え続け、舞台美術、展示、まちづくり等、状況を生み出す現場に身を置きつづける。2013年より千葉県松戸を拠点にアーティスト・イン・レジデンス「PARADISE AIR」を設立。今まで300組以上のアーティストが街に滞在している。主な活動に遠野オフキャンパス (2015年-)、「八戸市新美術館設計(共同設計=西澤徹夫、浅子佳英)」(2021年)、東京藝術大学美術学部建築科助教(2017年-)。たいけん美じゅつ場VIVA基本設計/ディレクター(2019年-)等。
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