トークセッション「日本から海外へ:展覧会 欧米編」開催決定
YouTubeで映像公開!
2020.10.13(火)
「STARS展」関連トークセッションの第2回目として、10月半ばに出演者が森美術館に集いトークを行います。その様子を撮影し、後日、記録映像を森美術館公式YouTubeにて無料公開します。公開開始まで楽しみにお待ちください。
トークセションは3回シリーズとして動画配信を予定しています。第1回は「日本から海外へ:アートマーケット編」として9月26日に開催した記録映像を公開します。第3回は11月上旬に「日本から海外へ:展覧会、アジア編(仮)」として撮影を実施し公開します。
トークセッション「⽇本から海外へ:展覧会 欧⽶編」
本プログラムでは、「前衛芸術の日本 1910-1970展」(ポンピドゥー・センター、1986年)や、「インターナショナル・ポップ展」(ウォーカー・アート・センターほか、2015年)、欧米における日本人女性アーティストの受容史など、特に米国とヨーロッパで開催された日本現代美術の展覧会企画に携わった専門家を招き、海外とのつながりのなかでどのように日本のアーティストたちが紹介され、活動を行ってきたかを振り返ります。
- 出演
- 岡部あおみ(美術評論家、キュレーター、上野文化の杜新構想実行委員会国際部ディレクター)、池上裕子(神戸大学教授)、中嶋 泉(大阪大学准教授)
- モデレーター
- 矢作 学(森美術館アシスタント・キュレーター)
プログラム公開について
・プログラムの様子を撮影し、後日、編集した記録映像を森美術館YouTubeにて無料公開します。
・プログラムは、ご出演者の皆さんによるプレゼンテーションにつづき、1時間ほどのディスカッションを行います。映像公開日については本ウェブサイトにてお知らせします。
出演者プロフィール
岡部あおみ
美術評論家、キュレーター。2018年より上野文化の杜新構想実行委員会国際部門ディレクター。12年間の武蔵野美術大学芸術文化学科教授、またニューヨーク大学客員研究員やパリ国立美術学校講師・客員教授などを経て、2020年3月までの6年間、国際交流基金・パリ日本文化会館アーティスティック・ディレクター(展示部門)を務める。キュレーターとしての企画活動には「前衛芸術の日本 1910‐1970展」(ポンピドゥー・センター、1986年/コ・コミッショナー)、「ジョルジュ・ルース阪神アートプロジェクト展」(1995年)、「ジョルジュ・ルース in 宮城展」(2013年)他、パリ日本文化会館では「真鍋大度+石橋素展」、「内藤礼展」、「米田知子展」、「リオ、東京、パリ:オスカール大岩、田中麻記子、カミーユ・フォンテーヌ展」、「塚原悠也とコンタクト・ゴンゾ展」、また上野文化の杜では「ホセ・マリア・シシリア展」、「メタル・サイレンスークリスティーナ・ルカスとフェルナンド・サンチェス・カスティーリョ展」などがある。
著書に『ポンピドゥー・センター物語』(紀伊国屋書店、1997年)、『アートと女性と映像 グローカル・ウーマン』(彩樹社、2003年)他。監督作品に『田中敦子 もうひとつの具体』(ビデオ、カラー、1998年、45分、Ufer! Art Documentary制作, 日英仏語)。
池上裕子
神戸大学国際文化学研究科教授。イェール大学美術史学科でPh.D.取得。専門は第二次世界大戦後のアメリカ美術とグローバル・モダニズム。主著に『The Great Migrator: Robert Rauschenberg and the Global Rise of American Art』(MIT出版、2010年)、共著に『油彩への衝動』(中央公論美術出版、2015年)、『Jasper Johns: Something Resembling Truth』 (ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ、2017年) など。企画に関わった展覧会に「Shinohara Pops!」 (サミュエル・ドースキー美術館、2012年)、「International Pop」(ウォーカー・アート・センター、 2015年)がある。2016年、『越境と覇権:ロバート・ラウシェンバーグと戦後アメリカ美術の世界的台頭』(三元社、2015年)で第38回サントリー学芸賞受賞。日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ副代表。
中嶋 泉
大阪大学准教授。主に現代美術、フェミニズム、日本の美術史の領域で研究をおこなう。国際基督教大学卒。一橋大学大学院言語社会研究課修士課程、リーズ大学大学院修士課程、明治学院大学研究員、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員等を経て、2013年度一橋大学大学院言語社会研究科にて博士号取得。日本の女性美術家の調査を進めており、聴き取りも行なっている。近著に『アンチ・アクション―日本戦後絵画と女性画家』(ブリュッケ、2019年)、「Dream for Solidarity: Palestinian Art, JAALA and Haryū Ichirō in the 1970s and 1980s」 in 『Past Disquiet: Artists, International Solidarity and Museums-in-Exile』 (シカゴ大学出版、 2018年)など。
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