アージェント・トーク037:
デュシャン賞受賞者 エリック・ボードレール《アン・フィルム・ドラマティーク》上映+トーク
*申し込み終了
日英同時通訳付
映画字幕:日本語、英語
本プログラムでは、2019年にマルセル・デュシャン賞を受賞したエリック・ボードレールを迎え、最新作《アン・フィルム・ドラマティーク》(2019年)の上映とアーティストトークを開催します。
アーティスト、映画監督であるエリック・ボードレールは、戦争、災害、争いなどのイメージが、どのように生成され社会で消費されているかを問う映像と写真を多く手掛けてきました。センセーショナルな報道のあり方に疑問を投げかけるボードレールの作品は、都市や地方の景色に注意深くカメラを向け、ありふれた風景に潜む権力構造や暴力の傷跡をあらわにします。《アン・フィルム・ドラマティーク》を制作するにあたり、ボードレールはパリ郊外の中等学校に4年間足を運び、大人へと少しずつ成長する同校の生徒たちと、生徒たち自身の日々の生活を記録する映画を共同で制作しました。生徒たちの行動や言葉は、移民やテロの問題で揺れるフランスの政治情勢のなかで、自己のアイデンティティを模索することの難しさをあぶり出します。
※当日上映する映像は、本プログラムためにアーティストが短く編集した特別版です。
- 日時
- 2020年2月10日(月)19:00~21:00(受付開始 18:30)
- 出演
- エリック・ボードレール(アーティスト、映画監督)
- モデレーター
- 片岡真実(森美術館 館長)
エリック・ボードレール
1973年米国生まれ、フランス在住。エリック・ボードレールはこれまで世界各地の映画祭で長編映画を発表し、ヴィット・デ・ウィット現代美術センター(ロッテルダム、オランダ)、フリデリチアヌム美術館(カッセル、ドイツ)、ベイルート・アート・センター、ガスワークス(ロンドン)、ハマー美術館(ロサンゼルス)などで個展を開催。また、ホイットニー・ビエンナーレ2017(ニューヨーク)、ヨコハマ・トリエンナーレ2014、メディアシティ・ソウル2014年など、多数の国際展に参加している。
マルセル・デュシャン賞
マルセル・デュシャン賞は、フランス人およびフランス在住のアーティストの活動を支援し、国際的に紹介することを目的に設立された。ポンピドゥー・センター国立近代美術館とフランス現代美術国際化推進会(ADIAF)の協力で運営され、同国で最も権威のある芸術賞として広く認知されている。森美術館では2011年、同賞の歴代のグランプリ受賞者と一部最終選考作家を紹介する展覧会「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」を開催した。
- 主催
- 森美術館
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