アージェント・トーク028:
アーティスト・カタログの可能性
―ジュン・ヤンのモノグラフ・プロジェクト
日英同時通訳付
電子媒体が浸透した今日なお、展覧会やビエンナーレに付随したカタログ、アーティストの作品集(モノグラフ)などは無くなることがありません。なかでもモノグラフは長年にわたるアーティストの活動を紹介し、ときに信頼性の確保や権威付けにも繋がるものですが、その判型やページ数、構成などが与える印象は多様です。台湾、オーストリア、日本を拠点に国際的に活躍し、現在森美術館にて開催中の「六本木クロッシング2016展」にも参加しているジュン・ヤンは、現代アートを取り巻く制度やシステムにも関心を持つコンセプチュアル・アーティストですが、「アージェント・トーク028」では、彼のモノグラフを巡る9年間のプロジェクト(全て判型の異なる6分冊)を起点に、アーティスト・カタログの可能性について探ります。
- 日時
- 2016年6月25日(土)15:00~16:30(開場 14:30)
- 出演
- ジュン・ヤン(アーティスト)
- プロフィール
- ジュン・ヤン
1975年中国、青田生まれ。ウィーン、台北および横浜在住。ウィーン美術アカデミー美術学部修了。主な展覧会に、リバプール・ビエンナーレ2006(テート・リバプール、英国)、第9回光州ビエンナーレ(韓国、2012年)、「この素晴らしき世界:アジアの現代美術から見る世界の今」(広島市現代美術館、2012年)、「ギャラリー・ショー」(個展、ギャラリー・マーティン・ヤンダ、ウィーン)、「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、2016年)など。