今、見たい日本のアーティスト36組

多様な日本のアーティストを紹介する「六本木クロッシング」は、現在進行形の美術の動向に注目する森美術館ならではのシリーズ展として2004年にスタートしました。第2回目となる本展では、特に「交差クロッシング」の意味に注目し、4人のキュレーターによる活発な議論を通して、枠に収まりきらないエネルギーと影響力をもつ、今見せるべきアーティスト36組を厳選しました。
作家それぞれの表現形態は絵画、彫刻、写真、デザイン、映像、演劇、マンガ、ゲーム、人形、ペンキ絵などさまざまです。近年めざましい活躍を見せる若手作家と共に、60年代、70年代の日本のアートシーンを牽引し、今なお精力的に活動する作家たちも紹介します。作品の意外な組み合わせの中に、不思議な共通点や影響を発見したり、予想外の楽しさや新鮮なエネルギーを見出すことができるでしょう。
また、精緻な手仕事、考え抜かれたコンセプト、オーディエンスを刺激する双方向的な仕掛けなど、アートの持つ様々な要素を総合的に体感できるように構成された本展では、意欲的な新作も数多く発表されます。
「六本木クロッシング2007」では、アーティスト一人ひとりの独創的な表現と、時代の交差に目を向けながら、時や分野を超えて息づく日本の創造性とその傾向を考察し、過去、現在、そしてその先の未来へと脈動する日本のアートの可能性を探ります。

キュレーター・チーム

天野一夫(美術評論家・京都造形芸術大学教授)、荒木夏実(森美術館キュレーター)、
佐藤直樹(ASYLアートディレクター)、椹木野衣(美術評論家)

参加アーティスト

飴屋法水、池水慶一、伊藤ガビン、岩崎貴宏、宇川直宏、内原恭彦、内山英明、
Ages5&Up、榎 忠、エンライトメント、小粥丈晴、鬼頭健吾、小林耕平、
さかぎしよしおう、佐藤雅彦+桐山孝司、関口敦仁、立石大河亞、田中偉一郎、
田中信行、チェルフィッチュ、辻川幸一郎、できやよい、中西信洋、名和晃平、
長谷川踏太/TOMATO、原 真一、春木麻衣子、東恩納裕一、冨谷悦子、眞島竜男、
丸山清人、山口崇司/d.v.d、横山裕一、吉野辰海、吉村芳生、四谷シモン


無料オーディオガイド貸し出し中

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本展に出品している13アーティストについて音声ガイドを無料でお聞きいただけます。
アーティスト自身が作品を語り担当キュレーターが解説します。ぜひご利用ください。

貸出場所:53階展覧会入口カウンター
料金:無料(要展覧会チケット)


MAM SCREEN

MAM SCREENは森美術館で開催中の展覧会に関連するアート映像を上映します。メトロハットの屋外500インチスクリーンやウェストウォークのPDPモニターなど六本木ヒルズ内各所で、毎日9:30〜23:30、1時間毎に上映。

「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展に関連した作品は2007年10月から2008年1月まで上映します。

10月
田中偉一郎
《ニュー・スポーツ》
2000年
5分40秒
Courtesy: Yuka Sasahara Gallery, Tokyo


11月
辻川幸一郎
《Like a Rolling Stone》
2007年
ミュージックビデオ(こま撮りカメラからDVD変換)
4分
Music: Cornelius
© Warner Music Japan / 3D Corporation


12月
新佐紘之
《Virtual Doors》
2000年
4分


1月
チェルフィッチュ
《ポスト*労苦の終わり》(抜粋)
2005年
約2分
公演風景: STスポット、横浜、2005年
Photo: Iida Kenki


鬼頭健吾
《無題》
2005年
サイズ可変
フラフープほか
豊田市美術館「ベリー ベリー ヒューマン」展
Photo: Hayashi Tatsuo
写真提供:豊田市美術館

榎 忠
《RPM−1200》
2005年-
高 3.3m、直径 4.5m
金属
KPOキリンプラザ大阪「その男、榎 忠」展、2006
Photo: Hirakakiuchi Yuto


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