メンバーズ・イベント |
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■MAMCナイトメンバーならではの展覧会の楽しみ方をご提案する「MAMCナイト」。 「コンサヴァター」とは「作品の保存・修復」を行う専門スタッフのことですが、その守備範囲は、展覧会の内容や作品の性質によって大きく変わります。 本展を企画した荒木夏実(森美術館キュレーター)のギャラリーツアーと併せて、是非お楽しみください。 《開催要項》
《スケジュール概要》
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■MAMCアニュアルカクテルパーティー2010今年はスペシャルゲストとして音楽家のPIRAMIさんをお迎えします。 今回、PIRAMIさんが「MAMCアニュアルカクテルパーティー」でお届けするのは、チェロ演奏によるスペシャルライブ! また、パーティーの中では、2011年に森美術館で開催される展覧会について、詳しいご紹介もさせていただく予定です。 更に今回は、ご同伴者と一緒に参加すると、参加費がおトクに! 暫し年末の慌しさを忘れ、皆さまと楽しい時間を過ごせますことスタッフ一同楽しみにしています。 《開催要項》
《PIRAMI プロフィール》 《スケジュール概要》
《お問合せ》 森美術館メンバーシップ・プログラムMAMC係 |
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■イベントレポート【年末恒例の「MAMCアニュアルカクテルパーティー」を開催しました】 森美術館のメンバーシップ・プログラム「MAMC(マムシー)」のメンバーは、森美術館にとって心強いサポーター。そこで、メンバーの日頃の支援に感謝の気持ちを込めて、年に一度、年末に開催しているのが「MAMCアニュアルカクテルパーティー」です。今回は2010年12月14日(火)に開催しました。 パーティーに先立って、まずは「小谷元彦展:幽体の知覚」のギャラリートークを本展のキュレーター、荒木夏美による解説で行いました。「小谷元彦さんは東京藝術大学で彫刻を学んだ作家です。彫刻というと、大きくて重い素材から実体を彫り起こすイメージがありますが、小谷さんは実体ではなく、その気配や形にできない現象など、目に見えないものを様々なメディアを駆使して彫り起こします」 手首が切断・ウれているように見える少女の写真《ファントム・リム》、髪の毛で編まれたドレス《ダブル・エッジド・オブ・ソウト(ドレス02)》、小谷さん自身の血液を混ぜてつくったシャボン玉をモチーフにした映像作品《NO.44》などなど。「どの作品も恐怖やゾクゾクするものを感じさせます。しかし同時に、作品は命の尊さも語っていると思います」 アートを楽しんだ後は、お待ちかねのカクテルパーティーです。会場にはMAMC名誉会員のフランソワーズ・モレシャンさんや、来日していたMoMA関係者の姿も見えました。乾杯の挨拶は館長の南條史生から。「2010年は『あいちトリエンナーレ』をみなさんと一緒に観に行き、大変盛り上がりました。2011年はこうしたイベントをもっとやりたいと思っています。実は今、ちょっと大きなアート・ツアーを企画しているところです。まだ詳しくは言えませんが、ぜひ期待してください」 メンバーは年齢も性別も職業もさまざまですが、「アートを愛する同志」という点はみな同じ。みなさんすぐに打ち解け、グラスを片手におしゃべりに花を咲かせていました。同志の輪が広がったところで、サラリーマンでありながら現代アート・コレクターとして知られる宮津大輔さんにご登場いただきました。「美術館だけでなく、ギャラリーでも新しい美術が花開いているので、アートフェアにもぜひ足を運んでみてほしい」ということで、日本を代表する2つのアートフェアのディレクターを紹介してくれました。 その一人は「G-tokyo」のディレクター、フェリエ肇子さん。「G-tokyo」は15のギャラリーが集う、現代アートに特化した東京ならではのアートフェアで、2011年2月に森アーツセンターギャラリーで開催されます。もう一人は「アートフェア東京」のエグゼクティブ・ディレクター、金島隆弘さん。こちらは国内外135のギャラリーが古美術から現代アートまでを扱うフェアで、4月に東京国際フォーラムで開催されます。壇上に上がったお二人から、それぞれのアートフェアにMAMCメンバーを招待してくださるという発表があり、メンバーにとっては嬉しいクリスマス・プレゼントになりました。 2011年の話が出たところで、再び館長の南條が壇上に。今後の展覧会のラインナップを紹介しました。南條は展覧会の選定やタイトル付けにまつわる裏話な・ヌも披露し、愉快なトークを繰り広げて場を盛り上げました。 そしていよいよパーティーはクライマックスへ。「小谷元彦展:幽体の知覚」の映像作品《ロンパース》の楽曲を手がけた音楽家、PIRAMIさんによるチェロの生演奏のはじまりです。PIRAMIさんは2本の弓で音の聞き比べをして、多数決でメンバーが選んだほうの弓で演奏したり、「これからバッハの曲を6曲弾きますが、1曲だけ私が作曲した“贋作”がまじっています。あとでどれがニセモノだったか当ててくださいね」とクイズを出したり。そのエンターテイナーぶりとチェロの音色に、会場はすっかり魅了されました。 最後は、ジェネラルマネージャーの高橋信也がメンバーに感謝の言葉を述べるとともに、「これからも一緒に日本のアートシーンを盛り上げましょう!」と締めくくりました。ギャラリートークあり、チェロの生演奏あり、そしてカクテルありで、いつもの美術館とは一味違う、賑やかな夜になりました。 |
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