メンバーズ・イベント


MAMCナイト MAMCアニュアルカクテルパーティー MAMCアニュアルカクテルパーティー


ギャラリートーク風景(「医学と芸術展」)

コンサヴァター相澤による展覧会の舞台裏トーク風景(「医学と芸術展」)

■MAMCナイト

メンバーならではの展覧会の楽しみ方をご提案する「MAMCナイト」。
今回はいつものギャラリーツアーに加えて、展覧会を陰で支える縁の下の力持ち「コンサヴァター」の仕事に再び注目します。

「コンサヴァター」とは「作品の保存・修復」を行う専門スタッフのことですが、その守備範囲は、展覧会の内容や作品の性質によって大きく変わります。
2010年1月のMAMCナイトでは、「医学と芸術展」においてレオナルド・ダ・ヴィンチの素描を展示するための環境造りを中心に、コンサヴァターの仕事を紹介しました。
今回の「小谷元彦展:幽体の知覚」では、繊細な彫刻作品をより安全に展示するための工夫が多く施されていますが、殆どの鑑賞者はそれに気づくことはありません。
その「さり気なさ」こそがコンサヴァターの技の見せどころと言えますが、今回は敢えてそのベールの内側、特に現代美術作品ならではの保存と修復の難しさを、実践的な話も交えてご紹介します。

本展を企画した荒木夏実(森美術館キュレーター)のギャラリーツアーと併せて、是非お楽しみください。


《開催要項》

日時:2011年1月25日(火) 19:00 - 22:00(受付開始:18:45)
    ※最終入館21:30
場所:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
対象:MAMC個人メンバー
    ※当日ご入会の方もご参加いただけます。
同伴者:ベネファクターメンバーは2名まで同伴入場可。
      フェローメンバーは1名まで同伴入場可。
     ※メンバーとご同伴者は必ず一緒に受付ください。
対象:MAMCベネファクター&フェローメンバー
参加費:無料

《スケジュール概要》

★ギャラリーツアー★
案内役:荒木夏実(森美術館キュレーター)
スタート時間:19:00 - (約45分間)
※5分前に、展覧会入口にお集まりください。事前申込み不要。

★展覧会の舞台裏トーク:コンサヴァターの仕事 第2弾
  〜現代美術作品の保存と修復〜★
案内役:相澤邦彦(森美術館コンサヴァター)
スタート時間:20:00 - (約30 - 45分間)
※5分前に、展覧会入口にお集まりください。事前申込み不要。
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昨年度開催より:ギャラリートーク風景

昨年度開催より:サロン・コンサート風景

■MAMCアニュアルカクテルパーティー2010

今年はスペシャルゲストとして音楽家のPIRAMIさんをお迎えします。
2003年にヴェネチア・ビエンナーレで発表され大きな話題になった映像作品《ロンパース》(11/27(土)からの「小谷元彦展」でも展示予定)への楽曲提供など、かねてより小谷元彦氏と交流の深いPIRAMIさんは、変幻自在に音楽を生み出すまさに「音の職人」。
東京芸術大学在学中に立ち上げたインディーズ『クワガタレコードレーベル』がマスコミで注目されると、その後はUAやDouble Famous のアルバムに作曲家・編曲家として参加。また、X-box のR&D/オーディオリード、NHK「ドレミノテレビ」遊び監修(グッドデザイン大賞)、ファッションショーやオペラ、映画、現代美術作品など、次々と活動の幅を広げ続けています。

今回、PIRAMIさんが「MAMCアニュアルカクテルパーティー」でお届けするのは、チェロ演奏によるスペシャルライブ!
現代的なアレンジで奏でられるチェロの音色は、小谷氏の作品イメージとも相まって、皆さんの想像力を大いにかきたてることでしょう。
アーティ・Xティックなアプローチに満ちた演奏は、音楽ファンならずとも必聴です。

また、パーティーの中では、2011年に森美術館で開催される展覧会について、詳しいご紹介もさせていただく予定です。

更に今回は、ご同伴者と一緒に参加すると、参加費がおトクに!
是非「大切な誰か」と一緒にご参加ください。

暫し年末の慌しさを忘れ、皆さまと楽しい時間を過ごせますことスタッフ一同楽しみにしています。


《開催要項》

日時:2010年12月14日(火) 19:00〜21:30
会場:森美術館 ギャラリー1
受付:MAMインフォメーション(森タワー3F)/ 受付開始 18:45〜
特別ゲスト: PIRAMI(作曲家・編曲家・時々チェリスト)
対象:MAMCベネファクター&フェローメンバー(同伴2名まで可)
形式:カクテルパーティー(立食)
    ※特別なドレスコードはございませんが、是非お洒落をしてお出掛けください。
定員:60名様
参加費:1名様 ¥6,000-
※ご同伴者とご参加の場合は、1名様 ¥5,000×人数。
      ※当日受付にてMAMCメンバーカードをご提示のうえ、
      現金またはクレジットカードでお支払いください。
お申し込み:こちらのフォームよりお申し込みください。
お申し込み締め切り:※定員になり次第締め切らせていただきます。

《PIRAMI プロフィール》
http://www.pirami.org/profile.pdf


《スケジュール概要》

19:00   「小谷元彦展」プレ・ギャラリートーク(約30分間)
解説:荒木夏実(森美術館キュレーター)
19:30   パーティー スタート
20:00   館長 南條史生より2011年 森美術館展覧会ラインアップのご紹介
20:30   PIRAMI スペシャルライブ
21:30   終了

《お問合せ》

森美術館メンバーシップ・プログラムMAMC係
E-mail:mamc@mori.art.museum
Tel:03-6406-6123(平日 月〜金 10:00-18:00)

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《ダブル・エッジド・オヴ・ソウト(ドレス02)》をじっくり鑑賞
撮影:御厨慎一郎

鏡の効果で頭上にも足元にも広がる《インフェルノ》の世界観に圧倒されます
撮影:御厨慎一郎

2010年の最後を締めくくるメンバーの集いに乾杯!
撮影:御厨慎一郎

PIRAMIさんによるチェロのスペシャルライブ
撮影:御厨慎一郎

■イベントレポート

【年末恒例の「MAMCアニュアルカクテルパーティー」を開催しました】

森美術館のメンバーシップ・プログラム「MAMC(マムシー)」のメンバーは、森美術館にとって心強いサポーター。そこで、メンバーの日頃の支援に感謝の気持ちを込めて、年に一度、年末に開催しているのが「MAMCアニュアルカクテルパーティー」です。今回は2010年12月14日(火)に開催しました。

パーティーに先立って、まずは「小谷元彦展:幽体の知覚」のギャラリートークを本展のキュレーター、荒木夏美による解説で行いました。「小谷元彦さんは東京藝術大学で彫刻を学んだ作家です。彫刻というと、大きくて重い素材から実体を彫り起こすイメージがありますが、小谷さんは実体ではなく、その気配や形にできない現象など、目に見えないものを様々なメディアを駆使して彫り起こします」

手首が切断・ウれているように見える少女の写真《ファントム・リム》、髪の毛で編まれたドレス《ダブル・エッジド・オブ・ソウト(ドレス02)》、小谷さん自身の血液を混ぜてつくったシャボン玉をモチーフにした映像作品《NO.44》などなど。「どの作品も恐怖やゾクゾクするものを感じさせます。しかし同時に、作品は命の尊さも語っていると思います」

アートを楽しんだ後は、お待ちかねのカクテルパーティーです。会場にはMAMC名誉会員のフランソワーズ・モレシャンさんや、来日していたMoMA関係者の姿も見えました。乾杯の挨拶は館長の南條史生から。「2010年は『あいちトリエンナーレ』をみなさんと一緒に観に行き、大変盛り上がりました。2011年はこうしたイベントをもっとやりたいと思っています。実は今、ちょっと大きなアート・ツアーを企画しているところです。まだ詳しくは言えませんが、ぜひ期待してください」

メンバーは年齢も性別も職業もさまざまですが、「アートを愛する同志」という点はみな同じ。みなさんすぐに打ち解け、グラスを片手におしゃべりに花を咲かせていました。同志の輪が広がったところで、サラリーマンでありながら現代アート・コレクターとして知られる宮津大輔さんにご登場いただきました。「美術館だけでなく、ギャラリーでも新しい美術が花開いているので、アートフェアにもぜひ足を運んでみてほしい」ということで、日本を代表する2つのアートフェアのディレクターを紹介してくれました。

その一人は「G-tokyo」のディレクター、フェリエ肇子さん。「G-tokyo」は15のギャラリーが集う、現代アートに特化した東京ならではのアートフェアで、2011年2月に森アーツセンターギャラリーで開催されます。もう一人は「アートフェア東京」のエグゼクティブ・ディレクター、金島隆弘さん。こちらは国内外135のギャラリーが古美術から現代アートまでを扱うフェアで、4月に東京国際フォーラムで開催されます。壇上に上がったお二人から、それぞれのアートフェアにMAMCメンバーを招待してくださるという発表があり、メンバーにとっては嬉しいクリスマス・プレゼントになりました。

2011年の話が出たところで、再び館長の南條が壇上に。今後の展覧会のラインナップを紹介しました。南條は展覧会の選定やタイトル付けにまつわる裏話な・ヌも披露し、愉快なトークを繰り広げて場を盛り上げました。

そしていよいよパーティーはクライマックスへ。「小谷元彦展:幽体の知覚」の映像作品《ロンパース》の楽曲を手がけた音楽家、PIRAMIさんによるチェロの生演奏のはじまりです。PIRAMIさんは2本の弓で音の聞き比べをして、多数決でメンバーが選んだほうの弓で演奏したり、「これからバッハの曲を6曲弾きますが、1曲だけ私が作曲した“贋作”がまじっています。あとでどれがニセモノだったか当ててくださいね」とクイズを出したり。そのエンターテイナーぶりとチェロの音色に、会場はすっかり魅了されました。

最後は、ジェネラルマネージャーの高橋信也がメンバーに感謝の言葉を述べるとともに、「これからも一緒に日本のアートシーンを盛り上げましょう!」と締めくくりました。ギャラリートークあり、チェロの生演奏あり、そしてカクテルありで、いつもの美術館とは一味違う、賑やかな夜になりました。

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【MAMCメンバーイベントのリポート掲載について】
MAMCでは、より多くの皆様にメンバーイベントの様子を知っていただくために、後日ウェブサイトにリポート掲載をしております。会場内で撮影した風景画像も掲載させていただきますが、中には参加者の様子が写っているものが含まれる可能性がございます。イベントご参加の際には、この点について予めご了承いただきますようお願い申し上げます。なお、掲載された画像についてご本人より削除の希望があった場合には、すみやかに対応させていただきます。

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