1960年代に始まったビデオ・アートは、映像技術の革新にともなって飛躍的な発展をとげてきました。複数のメディアを融合させた映像インスタレーションも増えているなか、「MAMスクリーン」では、世界各地のシングル・チャンネル映像作品を会期中毎日上映します。映像作品を集中してじっくり鑑賞いただけるプログラムです。
「MAMスクリーン005」は、丹羽良徳(1982年、愛知県生まれ)の映像作品を紹介します。丹羽は様々な国の公共空間を舞台に、一見すると無意味で不条理な行為や企てを試みることで社会や歴史へ介入し、交渉の過程で生じる他者からの反応や予想外の展開、交渉の失敗などを含め、その出来事の一部始終をビデオに収めた作品を発表しています。
本展では、森美術館の所蔵作品である「共産主義をめぐる四部作」シリーズ:《ルーマニアで社会主義者を胴上げする》、《モスクワのアパートメントでウラジーミル・レーニンを捜す》、《日本共産党でカール・マルクスの誕生日会をする》、《日本共産党にカール・マルクスを掲げるように提案する》を、今回の展示のために新たに編集した特別版として上映します。作品のタイトルに示された作家の試みが生み出す「ナンセンス」なアクションや笑いを通して、世の中のさまざまな価値観や意味を再考することになるでしょう。
MAMスクリーン上映作品
1982年生まれ。主な展覧会に、瀬戸内国際芸術祭2016(2016年、香川県直島)、「愛すべき世界」(2015年、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)、「歴史上歴史的に歴史的な共産主義の歴史」(2015年、Edel Assanti)、「ダブル・ヴィジョン―日本現代美術展」(2012年、モスクワ市近代美術館、ハイファ美術館)、あいちトリエンナーレ2013(2013年、名古屋市近郊)、「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」(2013年、森美術館)など。
会期: | 2017年2月4日(土)-6月11日(日) |
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会場: | 森美術館 |
主催: | 森美術館 |
企画: | 熊倉晴子(森美術館アシスタント・キュレーター) |
開館時間: | 10:00-22:00(火曜日のみ、17:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで ※会期中無休 |
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入館料: | 一般 1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子供(4歳-中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円 ※表示料金に消費税込 ※「N・S・ハルシャ展」、「MAMコレクション004」展、「MAMプロジェクト023」展と共通 ※本展のチケットで展望台 東京シティビューにも入館可(屋上 スカイデッキを除く) ※森アーツセンターギャラリーへの入館は別料金になります。 ※屋上 スカイデッキへは、別途追加料金がかかります。 |
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お問い合わせ: Tel: 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
※当プログラムは約90分で、下記の時間より上映を開始いたします。
10:20、12:00、13:40、15:20、17:00、18:40、20:20
(火曜日 10:20、12:00、13:40、15:20)
企画展・プログラム等実施のため、下記日時は「MAMスクリーン005」をご覧いただけません。あらかじめご了承ください。
※日時が追加される場合もあります。ご留意ください。
2/4(土) | 12:00-17:00 |
2/14(火) | 10:00-13:40 |
2/16(木) | 17:00-閉館まで |
2/19(日) | 10:00-18:40 |
3/9(木) | 10:00-12:00 |
3/21(火) | 13:40-15:20 |
4/4(火) | 17:00-閉館まで |
4/14(金) | 17:00-閉館まで |
4/19(水) | 17:00-閉館まで |
4/22(土) | 12:00-17:00 |
4/23(日) | 終日 |
5/13(土) | 18:40-20:20 |
5/27(土) | 18:40-20:20 |
6/2(金) | 10:00-12:00 |
6/7(水) | 12:00-17:00 |
アーティストの丹羽良徳自身が、上映作品である「共産主義をめぐる四部作」について振り返ります。最初の作品が制作された2010年から7年が経ち、その間に私たちの暮らす社会には実に様々な変化が起こりました。本プログラムでは、そんな現在の視点から改めて作品について考えます。
出演:丹羽良徳(アーティスト)
日時:2017年4月4日(火)18:30-21:45(受付開始:18:00、最終入場:20:00)
会場:森美術館オーディトリアム
定員:80名(要予約)
料金:無料(閉館後の開催につき、「N・S・ハルシャ展」、「MAMコレクション005」、「MAMプロジェクト023」はご鑑賞いただけません)
お申し込み:終了いたしました
※火曜日は、17:00閉館のため一旦17:00で終了し、18:00よりお申し込みいただいた方のみ受付を再オープンします。
【タイムテーブル】
トーク:18:30-20:00
MAMスクリーン005上映:20:05-21:45(上映時間:93分)
【上映作品】
「MAMスクリーン005:丹羽良徳 映像集」では、下記の条件の範囲内で作品の写真撮影が可能です。
<写真撮影に際して>
作品に触れないでください。 | ||
他の鑑賞者の鑑賞を妨げるような撮影はご遠慮ください。 | ||
フラッシュの使用はご遠慮ください。 | ||
三脚や自撮り棒の使用はご遠慮ください。 | ||
動画撮影は禁止です。 |
<撮影された写真の利用に関して>
表記例:
作家名/作品名:丹羽良徳《モスクワのアパートメントでウラジーミル・レーニンを捜す》
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