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MAMスクリーン002:ゴードン・マッタ=クラーク記録映像集

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「MAMスクリーン」とは?

1960年代に始まったビデオ・アートは、映像技術の革新にともなって飛躍的な発展をとげてきました。複数のメディアを融合させた映像インスタレーションも増えているなか、「MAMスクリーン」では、世界各地のシングル・チャンネル映像作品を会期中毎日上映し、280インチの大スクリーンでご覧いただきます。映像作品を集中してじっくり鑑賞いただけるよう、展覧会の枠組みから独立したプログラムとしてスタートしました。


MAMスクリーン002:ゴードン・マッタ=クラーク記録映像集



「MAMスクリーン002」では、映像の持つ「記録」という特性を通して1970年代当時のパフォーマティブな実践を今日に残したゴードン・マッタ=クラーク(1943-1978年)の作品を紹介します。マッタ=クラークは、彫刻やインスタレーションの制作、パフォーマンスやレストラン経営等、多彩な活動を行いましたが、建築物を切断する大規模なプロジェクトで最もよく知られており、これらを記録した映像作品も多数残しました。今回は、ニュージャージー州の一軒屋を二つに切断した《分割》(1974年)、パリの再開発により取り壊しが決まったビルに穴を開ける《円錐の交差》(1975年)という2つの代表的プロジェクトに加え、マンハッタンの時計台に作家自身が上り、歯を磨く、髭を剃るといったパフォーマンスを行う《クロックシャワー》(1973年)など、隠れた名作も上映します。これらのプロジェクトは一過性のものですが、記録映像は現場の状況をどのように再現しているのでしょうか。プロジェクトそのものとは別の独立した作品として考えることも可能ではないでしょうか。

上映作品

  1. 1. 《フレッシュ・キル》(1972 年) 12分56秒
  2. 2. 《クロックシャワー》(1973 年) 13分50秒
  3. 3. 《分割》(1974 年) 10分50秒
  4. 4. 《円錐の交差》(1975 年) 18分40秒

《円錐の交差》
1975年
16mmフィルムをビデオに変換、カラー、
サイレント 18分40秒
配給:エレクトロニック・アーツ・インター
ミックス(EAI)
© Estate of Gordon Matta-Clark /
ARS, N. Y. & JASPAR, Tokyo
E1649

概要

会期: 2015年7月25日(土)-10月12日(月・祝)
主催: 森美術館
企画: 近藤健一(森美術館キュレーター)
会場: 森美術館

開館時間: 10:00–22:00(火曜日のみ、17:00まで)
*9/22(火・祝)は22:00まで
  *入館は閉館時間の30分前まで
*会期中無休

入館料: 一般1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子供(4歳-中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円
*表示料金は消費税込
*「ディン・Q・レ展」、「MAMコレクション」、「MAMリサーチ」と共通
*本展のチケットで展望台 東京シティビューにも入館可
*スカイデッキへは別途料金がかかります
お問い合わせ: Tel: 03-5777-8600(ハローダイヤル)

「MAMスクリーン002」の上映について

※当プログラムは約60分で、毎時30分から上映されます。
※最終上映時間は20:30(祝日を除く火曜日は15:30)となります。


パブリックプログラム等実施のため、下記日時は「MAMスクリーン002」をご覧いただけません。あらかじめご了承ください。
※日時が追加される場合もあります。ご留意ください。

7/25(土) 12:30-閉館まで (最終は11:30の回になります)
7/26(日) 12:30-17:30  
7/30(木) 17:30-閉館まで (最終は16:30の回になります)
7/31(金) 17:30-閉館まで (最終は16:30の回になります)
8/2(日) 10:00-15:30  
8/3(月) 10:00-12:30  
8/4(火) 10:00-12:30  
8/5(水) 10:00-12:30  
8/6(木) 10:00-12:30  
8/18(火) 10:00-17:00  
8/20(木) 10:00-17:00  
8/29(土) 12:30-16:30  
9/12(土) 12:30-17:30  
9/13(日) 10:00-16:30  
9/23(水・祝) 12:30-18:30  
9/26(土) 12:30-16:30  
10/2(金) 16:30-閉館まで (最終は15:30の回になります)

写真撮影に関する注意事項

森美術館「MAMスクリーン002:ゴードン・マッタ=クラーク記録映像集」では、写真および動画の撮影はできません。