《星の建築 4》 「ガラス・パヴィリオン」(1914年)などで知られるドイツの建築家、都市計画家のブルーノ・タウトは、幻想文学の作家パウル・シェーアバルトの『ガラス建築』(1914年)に触発され、1919年、アルプスの山中に壮大な装飾を加えた純粋芸術のような建築を建てる『アルプス建築』を構想しました。タウトのガラスを多用した建築や、星のように輝く《星の建築》は、イ・ブルの思い描く理想の社会や幻想風景、あるいはその未完の姿とも重なりあい、「私の大きな物語」シリーズではそこから直接的な影響を受けた作品が何点か見られます。 |