《リヴ・フォーエヴァーII》2001年 ファイバーグラス製カプセル、防音素材、皮、電子機器 254 × 152 × 96.5 cm 所蔵:金沢21世紀美術館 Courtesy: Fabric Workshop and Museum, Philadelphia Photo: Will Brown
一人用のカラオケ・ポッドとして考案された流線形の白い乗り物のなかでは、それぞれ独立した映像とメロディ、歌詞と歌声がひとつに融合します。カラオケは現代の代表的な大衆娯楽のひとつですが、《リヴ・フォーエヴァー》というタイトルは肉体のない人工生命も連想させます。三種類の映像は、一見するとどんな曲にも使えるようなありふれた光景ですが、それぞれのタイトルからは青春や愛、近代化、国際化などといった言葉を連想されます。