 |
 |
 |
長野県松本市生まれ。少女時代から視界が水玉模様に覆われる、動植物の話し声を聞くといった幻覚体験に触発された絵画を制作。48年より京都市立美術工芸学校で日本画を学んだ後、油絵、水彩画、コラージュなど多様な素材での表現を開始。57年に単身渡米し、ニューヨークを中心に活動。モノクロームの地に同色の網が無限に反復する絵画で注目される。また、ファッションショーやパフォーマンスを通じ反戦運動、ヒッピームーヴメントとも連動しながら、社会にメッセージを発信した。73年帰国後は小説、詩の分野でも活躍。89年ニューヨーク国際芸術センターでの回顧展、93年ヴェネチア・ビエンナーレに日本代表として参加以来、ロンドン、パリ、ソウルなど世界各地で個展を開催、また多くの国際展にも参加。最近ではリヨン・ビエンナーレ2003、欧州文化首都リール2004などへの出展が続いている。 |
|